お笑い芸人の間寛平が9日、都内で吉本新喜劇GM(ゼネラルマネージャー)就任発表会見を行い、座長のすっちー、酒井藍も登壇した。
新喜劇初のGMに就任した寛平は「吉本に入って今年で52年。去年50周年+1で全国を回ろうということで東京からスタートしたんです。そのときに社長が見に来てくれて『すごく面白い』と。ちょっと前の新喜劇をやっていたら、『これや』と思ったんでしょう。嫁と一緒に会社に来てくれと。それが6月なんですけど、『GMをお願いしたい。若手も育ててほしい』と言われました」と経緯を説明。「この年ですから引退を考えていたときだったんです。でも僕でも必要なのかと。これだけ言ってもらえるんだったら頑張ってみようという気になって引き受けました」と語った。
寛平のGM就任に、すっちーは「寛平師匠は僕が小さい頃からバリバリ活躍されているレジェンドですから、そんな方がGMになられるということで、ほんまになんとも思っていません」と話して笑いを誘い、寛平は見事なコケを披露。
すっちーは改めて「寛平師匠の頭の中ってすごい。発想も、行動も、思い立ってすぐ地球一周したろうと思って、やってのける方ですから。そんな方が新喜劇という大きな船を舵取りというか、船長の役でやっていってくれるわけですから、座員全員えげつない船酔いはすると思うんですけど、我々が見たことないような島に連れていってくれるんじゃないかなという思いはあります」と期待を語ると、寛平は「小さい島じゃないよ。大きい島よ!」と約束した。
続く酒井も「寛平師匠は私が座長に就任させていただいたとき、就任公演にもこっそり来てくださったり、会うたびに『頑張ってるか』『頑張りや』っていいお言葉をかけてくださる。そういう寛平師匠がGMに就任してくださるということで、私はなんとも思っていません」とボケて、コケる寛平とすっちー。酒井は「どうや! これが座長のかぶせやでー!」とアピールした。
そして酒井は、「寛平師匠は発想すごいなって思うんですけど、何より私は、気配り目配りのすごい人なんですよ。みんなに対して平等で、みんなに対して声をかけてくださる。GMに就任してくださるということで、吉本新喜劇のことはもちろん、人生のこととかほかのこともたくさん教えていただきたいなと思いますので、これからよろしくな」と最後だけタメ口で笑いを誘い、「どうや! これが座長のボケの盛り込み方やでー!」と再びアピールして盛り上げた。
会見には、太田芳伸とボンざわーるども登場し、コントを披露。さらに、大勢の座員たちがZOOMで参加した。