アイドルグループ・乃木坂46からの卒業を発表している北野日奈子が8日、2nd写真集『希望の方角』(発売中 2,200円 白夜書房)の発売記念オンライン記者会見に出席した。
同作は、4月いっぱいでグループからの卒業を発表している北野の3年ぶり2冊目となる写真集。前作に携わったスタッフが再集結し、鹿児島、種子島、栃木などで撮影を敢行。持ち前の無邪気な笑顔から、25歳らしい大人な雰囲気をまとったランジェリーカットや水着姿を披露している。また、7日に発売前重版が発表されたことでも注目を集めた。
2nd写真集のオファーは「ありがたい」ことだったが、「自分に2nd写真集ができる力はないと思っていたり、1st写真集がすごく大切だったので、やろうと決心がつくまでには時間がかかってしまった」と当時の心境を明かす北野。前作と同じスタッフで行われた撮影については、「私は“第2の家族”と呼んでいるんですけど、卒業することもお伝えしていて、乃木坂46として最後の写真集に気合いを入れて挑んでくださいましたし、私も気を張らずに楽しんで撮影できました」と回顧し、前作との違いを「前回はスウェーデンで今回は鹿児島の暖かい地方だったので、波打ち際で水着を着て、最後にアイドルっぽいシチュエーションで撮影できたのが印象的」とアピールした。
メンバーからの反応を聞かれると、「先輩の樋口日奈ちゃんが褒めてくれて、『衣装もきぃちゃんらしくていいね』『この写真集は売れるに間違いない』と断言してくれました(笑)」とエピソードを披露。さらに「同期の(鈴木)絢音ちゃんと山崎怜奈ちゃんからは腹筋を褒められました。『どうしたらお腹に縦線が入るの?』と聞かれたので、私なりのアドバイスをしました(笑)」と美腹筋の秘訣を伝授したことを話し、写真集の採点を求められると「前作は無量大数って答えたんですけど、今回はそれから3つ年を取ったので、無量大数+3にします(笑)」と笑顔で答えた。
また、「卒業を決めたのは約1年前で、発表するまでは隠し事のような感じで、何をするにも『これは最後かもなぁ』とか1人で最後までのカウントをしていたんですけど、発表をした今は、ファンの方と一緒に過ごせることが心強いし幸せです」と卒業を控えた現在の心境を吐露する場面も。「卒業を発表してから、夢の中で寂しくて泣いている自分をよく見るんです。卒業を決めたのは自分なんですけど、やっぱり心から乃木坂46が大好きなんだなって改めて感じます」とグループ愛の深さをうかがわせた。
そして、現在発表されている5期生についても「一緒にお仕事あるかないか分からないので、先輩です! って言いづらい(笑)」とコメント。「同期や先輩方も卒業したりと、ここ3、4年は変化の時期だったので、5期生加入が追い風となってグループが走り続けていくのは嬉しいし、進化し続けながら坂道を上り続けてくれたら」と後輩の今後の活躍に期待を寄せた。
会見の最後に、北野は「今こうして集大成として『希望の方角』という1冊が出来上がったんですけど、私自身も卒業した後もずっと素直な心を持つことを大事にしながら、自分の進みたい“希望の方角”に進みたいと思うので、皆さんも“希望の方角”を見つけて前に進んでいってほしいなと思います」とファンに向けてメッセージを送った。