ドウシシャは、ORIONブランドの真空管ハイブリッドアンプ搭載Bluetooth対応CDコンポ「SMC-350BT」を2月10日に発売する。和紙素材を採用した2ウェイスピーカーも同梱し、価格はオープンプライス。店頭価格は43,780円前後を見込む。
SANSUIブランドのCDコンポ「SMC-300BT」の後継機で、「原音を忠実に再現する」というコンセプトはそのままに、フロントパネルや音量つまみにアルミを採用し、アンプ出力は総合60Wから70Wに引き上げて「ダイナミックに音質を向上させた」という。
本体にはBluetooth/CD/USB/FMラジオを搭載。アンプの音質を左右する1次段に真空管回路を組み込み、スピーカーを駆動するパワーが必要な2次段にデジタルアンプを組み合わせることで「きめ細やかで厚みのある音質」を追求。電源をつけると本体正面にある真空管がぼんやり光るという。
Bluetooth 5.0に準拠し、スマートフォンなどから音楽をワイヤレス再生できる。対応コーデックはSBC。また、音楽CDやCD-R/RWに加え、32GBまでのUSBメモリに保存したMP3/WMAファイルの再生も可能だ。USB端子は5V/1Aの給電が可能。このほか、ラジオはFMワイドバンドに対応する。
5つのプリセットイコライザーや、ラウドネス、スーパーバスなど7パターンのイコライザーで、好みのサウンドに調節可能。他にもタイマー機能を備え、現在時刻表示/おやすみタイマー/おはようタイマーが利用できる。
アナログRCAと3.5mmステレオミニの外部入力端子を装備。3.5mmステレオミニのヘッドホン出力も装備する。アンプ出力は35W×2ch。
付属のスピーカーは、音像定位にこだわった11cm径の和紙素材ウーファーと2.5cm径ツイーターを採用した2ウェイ構成。スピーカーユニットに採用しているW-RPM(WASHI-Relative PulpMold)は、スピーカーコーン紙の表面と裏面に性質の違う素材を使い、独自の製法で1枚のコーン紙に仕上げたもの。
表面には1万円札にも使われる和紙素材の三椏(みつまた)を使い、「ハリのある明瞭な中高音」を再現する。裏面には弾力性の高いパルプを使い、内部損失を大きく取ることで、豊かな低音域再生を追求した。
エンクロージャにはMDF素材を用いており、「豊かな低域と伸びやかな中高音域」を再生するという。スピーカー端子は本体、スピーカーともにバナナプラグ対応。
本体サイズは、本体が234×244×132mm(幅×奥行き×高さ)、スピーカーが160×202×243mm(同)。本体とスピーカーを合わせた重さは6.9kg。リモコンなどが付属する。