一般社団法人日本スイーツ協会は2月3日、会員を対象に実施した2022年に流行しそうな「ヒットスイーツ」と「トレンドの核となるキーワード」についてのアンケート調査をもとにしたスイーツコンシェルジュが選ぶ「2022年スイーツヒット予測」の「ヒットスイーツ部門」を発表した。
2022年に最も多くのヒットが予測されるのは、1995年〜1996年に流行してから専門店が徐々に増えている「カヌレ」。2020年〜2021年にも新型コロナ禍の中で新店オープンが相次いでおり、2022年にも勢いの継続が予想されるという。近年では、ひと口サイズやトッピングを施したもの、フルーツなどの具材入り、中身がカスタードプリンのような食感など様々なタイプが登場している。
2〜3年前から話題になっているものの、これから本格的なブレイクが期待できるスイーツとして、「台湾カステラ」や「搾りたてモンブラン」「わらび餅」もあがった。
「台湾カステラ」は、こんがりきつね色でつるっとした表面や、「ふわっ」「しゅわっ」とした食感が特徴。冷めてもかたくなりにくく、しっとり感が持続するため、ショートケーキやオムレット、フルーツサンドへの展開も期待できるとのこと。
「搾りたてモンブラン」は、モンブランクリームを絞るパフォーマンスも含めて楽しめるスイーツ。モンブラン絞り機が入手しやすくなったため、取り扱い店舗や専門店が全国的に増える事が予想される。
ここ数年で専門店や催事出店が増加している「わらび餅」。わらび餅ドリンク、とろける食感のわらび餅などがポスト・タピオカとして注目されているほか、甘味所や茶寮などで楽しめる「店仕込み」や「練りたて」も人気となっている。
そのほかにも、イーストを使って発酵させた生地を型に詰めて焼き、ラム酒などによるシロップに浸した「サヴァラン」や、リング・シューともいわれているシュー菓子「パリブレスト」、「ラミントン」「パブロバ」「コブラー」「ズコット」「パフェ」「バターサンド」「マカロン」「キャロットケーキ」なども注目が予想される。