「6月の誕生石が知りたい」「誕生石を使ったアクセサリーでおしゃれを演出したい」という人もいるでしょう。

誕生石を身につけると、幸せになり願いが叶うといわれています。毎日の自分の気持ちを高めるために、誕生石を身につけたいという人も多いはず。

この記事では、6月の誕生石である3つの宝石について紹介します。どんな宝石言葉があるのか、どんな魅力があるのかはもちろん、お手入れ方法についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。

  • 誕生石とは

    6月の誕生石について紹介します

誕生石とは

1月から12月までのそれぞれの月には、宝石があてはめられており、自分が生まれたつきの石のことを誕生石といいます。誕生石を身につけていると、願い事が叶い、幸せになれるといわれています。

新約聖書や旧約聖書に登場する12個の石が由来となり、誕生石が制定されたとされています。日本では、アメリカの誕生石をベースとしていますが、サンゴとヒスイを加えており、国によって誕生石には違いがあります。

誕生石を身につける時のコツ

6月の誕生石には、真珠、ムーンストーン、アレキサンドライトの3つがあります。6月のように誕生石が複数ある場合、お気に入りの1つを選んでも複数そろえても問題ありません。

また、生まれた月以外の石を身につけても大丈夫です。自分の叶えたい願いに合った意味を持つ誕生石を身につけるのも、誕生石の楽しみ方の1つです。

  • 誕生石とは

    誕生石からパワーをもらって願いを叶えましょう

6月の誕生石①真珠

6月の誕生石の1つ目、真珠(パール)について紹介します。

真珠とは

真珠は、海や河の貝の中で育つ宝石です。天然の真珠は数が減っており、現在は多くの真珠が養殖のものです。天然の方が貴重ですが、養殖の方が良好な環境で育つため、サイズや形が整っているといわれています。

真珠の宝石言葉・意味

真珠には、以下のような宝石言葉や意味があります。

  • 純粋
  • 謙虚
  • 純潔
  • 健康
  • 長寿

結婚30周年を日本では「真珠婚式」といいます。真珠は、結婚30周年の夫婦の贈り物に、おすすめのジュエリーです。

真珠の魅力

真珠の魅力は、コーディネートの幅広さです。親しい人の結婚を純粋にお祝いする気持ちの表れとして、昔から真珠は結婚のお祝いに贈り、結婚式で身につける宝石として愛されてきました。

涙のしずくを象徴したような形から、弔事にも使われるなど冠婚葬祭で使われることの多い宝石です。

冠婚葬祭やビジネスシーンなどフォーマルな場面はもちろん、普段のカジュアルなファッションにも合わせることができます。ダイヤモンドなどほかの宝石との相性もよく、コーディネートを楽しめます。

真珠の歴史

真珠は、古代の中東では「天国からこぼれた涙」と信じられていたなど、古くからさまざまないい伝えとともに愛されてきた宝石です。

日本でも、縄文人に加工されたと思われる真珠が出土しているなど、縄文時代からの歴史がある宝石です。

歴史上、「ラ・ペレグリーナ」と呼ばれる大きな天然真珠が有名で、「ラ・ペレグリーナ」を使ったネックレスは日本円で9億円以上の値段で落札されたといわれています。

真珠の産地

真珠の産地には、日本・中国・オーストラリアなどがあります。真珠は貝によって「アコヤ」「淡水」「シロチョウ」といった種類があり、日本はアコヤ、中国では淡水、オーストラリアではシロチョウの養殖が盛んです。

真珠のお手入れ方法

真珠は柔らかい宝石のため、普段のお手入れは柔らかいきれいな布で拭く程度で十分です。宝石の硬さを示す10段階の基準の中で、真珠の硬さは2.5と柔らかく傷がつきやすいので注意しましょう。

  • 6月の誕生石①真珠

    真珠は幅広いコーディネートで楽しむことができます

6月の誕生石②ムーンストーン

6月の誕生石の2つ目、ムーンストーンについて紹介します。

ムーンストーンとは

ムーンストーンは無色の透明な宝石です。シラー効果という、光の加減で表面が白や青に輝く神秘的な見た目から、ムーンストーンと呼ばれています。

ムーンストーンの宝石言葉・意味

ムーンストーンには「愛を伝える・幸運・癒やし・円満」などの宝石言葉や意味があります。

中世のヨーロッパで、ムーンストーンは「恋人たちの石」と呼ばれ、恋人同士でムーンストーンを贈り合うのが流行っていました。ムーンストーンは「愛」についてのパワーを持つ石といわれています。

ムーンストーンの魅力

ムーンストーンは、光の加減で見え方が変わる神秘的な雰囲気が魅力の宝石です。シラー効果のほかにもキャッツアイ効果といって、反射によって宝石内部に光が線になって猫の目のようになる現象も見られます。

ピアスやネックレスなら、体を動かした時にも揺れやすく、ムーンストーンが持つ光の反射による見え方の違いを楽しみやすいでしょう。

ムーンストーンの歴史

ムーンストーンは、ヒンドゥー教の神話では月の光が固まってできたといわれ、ローマとギリシャのルナの神様との関連など、古くからさまざまないい伝えのある宝石です。

ムーンストーンの産地

ムーンストーンの産地として有名なのは、インドとスリランカ、ミャンマーなどです。さまざまな場所で発見される宝石で、ほかにもアメリカやブラジルなどでも採掘されています。

ムーンストーンのお手入れ方法

ムーンストーンは、柔らかい布でお手入れしましょう。高温になると割れることもあるので、超音波洗浄機やスチームクリーナーなどの使用は控えましょう。

  • 6月の誕生石②ムーンストーン

    ムーンストーンには、愛の力があるといわれています

6月の誕生石③アレキサンドライト

6月の誕生石3つ目、アレキサンドライトについて紹介します。

アレキサンドライトとは

アレキサンドライトは、貴重で価値が高い宝石です。産出される量も少なく、特に価値が高いロシアで採れるアレキサンドライトは、市場に出回ることすら珍しいといわれるほどの貴重品です。

アレキサンドライトの宝石言葉・意味

アレキサンドライトには、「高貴・光栄・出発・誕生」などの宝石言葉や意味があります。

アレキサンドライトは、ロシアの皇帝アレクサンドル2世から名付けられ、「皇帝の石」とも呼ばれます。

アレキサンドライトの魅力

アレキサンドライトの魅力は、当たる光によって見える色が異なる2面性です。太陽光や蛍光灯の明かりの下では緑色に見えますが、ランプろうそくの明かりの下では紫や赤っぽい色に見えます。

アレキサンドライトの変色効果は、多くのコレクターを引きつける魅力となっています。

アレキサンドライトの歴史

アレキサンドライトは、ロシアのウラル山脈で初めて主要な鉱床が見つかったといわれています。当時、ロシア軍で使われていた色が赤と緑で、アレキサンドライトの色の変化と一致しており、ロシアでは魅力的な宝石とされていました。

アレキサンドライトの産地

現在のアレキサンドライトの産地は、ブラジルやスリランカなどが有名です。ロシアのウラル山脈では、すでに多くのアレキサンドライトが掘りつくされたといわれています。

アレキサンドライトのお手入れ方法

アレキサンドライトは比較的硬さがあり、日々身につける宝石としても適しています。お手入れの際は、温かいせっけん水で洗うのがいいといわれています。

  • 6月の誕生石③アレキサンドライト

    アレキサンドライトは変色効果のある神秘的な宝石です

ネックレスやピアスは? 6月の誕生石アクセサリー

6月の誕生石には3種類あり、アクセサリーとしてもネックレスやピアス、指輪やブレスレットなど、さまざまな形で楽しむことができます。

特にムーンストーンは、光の反射を楽しめるため、ネックレスやピアスとして楽しむのに向いています。また、誕生石は結婚指輪の内側に裏石として身につける方法もあります。

  • ネックレスやピアスは? 6月の誕生石アクセサリー

    好みのアクセサリーで、誕生石を身につけましょう

6月の誕生石を身につけてパワーをもらおう

6月の誕生石には、真珠、ムーンストーン、アレキサンドライトがあります。3つも誕生石があるので、どれにしようか迷ってしまう人もいるかもしれません。

予算やデザインで自分好みの1つを選ぶ、または3つともそろえてその日の気分やファッションによって使い分けるのもおすすめです。

値段も幅広く、さまざまな色があるので、ぜひ好みのアクセサリーを身につけて、6月の誕生石からパワーをもらいましょう。