「マインドフルネス」とは、日々の不安や心配事、経験や先入観にとらわれず、「今この瞬間」に心を向ける状態を意識的につくること、とされています。ざっくり言うと瞑想のようなものですが、本来の仏教的アプローチとは異なり、脳や心のパフォーマンスを高める方法としてビジネスパーソンの間でブームになりました。
Apple Watchの「マインドフルネス」は、そのマインドフルネスを日常生活に取り入れることを促すアプリです。アプリ内には「リフレクト」と「呼吸」の2種類のセッションが用意されています。
メッセージを元に自分を見つめ直す「リフレクト」
watchOS 8で新たに加わった「リフレクト」は、毎回あるメッセージが提示され、それについて深く思索を巡らせるセッション。些細なことでカッとなったり、自己嫌悪に陥ってしまう自分をしばらく忘れ、よりポジティブな意識に目を向けます。
メッセージは「リフレッシュ」「人とのつながり」「自分の思考や経験を見つめる」の3つを軸に、100種類以上が用意されています。
息に意識を向けて集中力を高める「呼吸」
マインドフルネスの基本は、呼吸に意識を集中することで、日常の絶え間ない思考を一時的に離れ、頭や心を静まった状態にすることです。「呼吸」セッションは、そのためのゆっくりした深呼吸のリズムをつくってくれます。
こちらもセッションが終わると振動で通知され、レポートが表示されます。レポートの内容は「リフレクト」と一緒にiPhoneの「ヘルスケア」に記録されます|
なお、セッション中に呼吸のリズムが早い、または遅いと感じた場合は、調整が可能です。
セッションの継続時間を変更する方法
「リフレクト」「呼吸」を活用して、毎日1分から自分の心のための時間をつくってみてはいかがでしょうか。もう少し長く取り組みたくなったら、メニュー画面から継続時間を変更することができます。