鑫三海(シンサンカイ)は、Nakamichiブランドの完全ワイヤレスイヤホン「Elite Pro TWS 600」の先行販売を、クラウドファンディングサイトのMakuakeで2月4日に開始した。20%オフの23,980円で購入できるプランなど、複数の応援購入プランを用意。カラーはブラックとオレンジの2色。

  • Elite Pro TWS 600

  • カラーはブラックとオレンジの2色

執筆時点(2月7日12時過ぎ)で、目標金額20万円を大きく上回る492万円以上の支援を集めている。いずれのプランも4月5日までに支払いを完了した時点で応援購入が成立し、6月末までに配送予定だ。

Nakamichi(ナカミチ)は、日本帝国海軍に所属しソナー研究に従事した経験を持つ中道悦郎氏が1948年に創業した日本のオーディオブランド。現在は香港・E-GOGO HOLDINGSが商品販売と営業業務を受け持っている。今回は鑫三海が運営するAFUストアが、日本における独占販売権を有する正規代理店として、Makuakeで製品化支援を募るかたちで登場した。

低域用の8mmダイナミックドライバー1基、中高音域用のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバー2基によるハイブリッド構成を採用し、“本物の音”を追求。音質を重視し、ノイズキャンセリング(NC)機能は非搭載だが、ハウジングの造形にこだわって遮音性を高めたとする。また、メモリフォームタイプのイヤーピースも同梱し、パッシブな外音遮断を可能にした。

完全ワイヤレスイヤホンとして使えるだけでなく、MMCX端子を備え、付属の3.5mm MMCXケーブル(長さ1.5m)をつないで有線イヤホンとして音楽を聴くこともできる。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは32Ω±15%。

クアルコムのBluetooth SoCチップ「QCC3040」を搭載し、Bluetooth 5.2に対応。コーデックはaptX、AAC、SBCをサポートする。左右同時接続技術のTrueWireless Mirroringをサポートし、音途切れやノイズ、バッテリーの片減りを防ぐ。8台までのマルチペアリングにも対応する。

ハンズフリー通話にも対応し、cVc 8.0通話用ノイズキャンセリングにより、騒がしい環境でも相手の声も聞き取りやすく快適な通話を実現するという。本体にタッチセンサーを備え、音楽再生/一時停止や曲送り/曲戻し、着信応答、音量調整などが行える。

バッテリーを内蔵し、連続再生時間はイヤホン本体で最大約8時間。付属の充電ケース(500mAh)で4回充電でき、最大40時間音楽を聴ける。充電時間はイヤホン、ケースどちらも2.5時間。イヤホンはIPX5防水対応で、重さは片側約6g。

S/M/Lの3サイズのイヤーピース、オーディオ変換プラグ(USB Type-C)などが付属する。また、追加オプションとしてLighting変換プラグのリターン(1,980円)も用意している。