これまで韓国ドラマに興味がなかった人たちの間でも人気を博した「梨泰院クラス」。 個性的なキャラクターが多く登場しますが、その中でも主人公・セロイの店「タンバム」で働くメンバーの一人「ヒョニ」は、多くのファンを集めました。
今回は、ヒョニの役柄やその魅力などをくわしく解説。また、ヒョニのファッションの特徴や、ほかの登場人物との関係性などについてもあわせて紹介します。
※本記事はストーリーに関する内容が含まれます。ご注意ください※
梨泰院クラスのヒョニとは
壮大な復讐劇を描く梨泰院クラスは、そのストーリーもさることながら、登場する個性豊かなキャラクターたちも大きな魅力であると評判の作品です。
主人公「パク・セロイ」の仲間である「マ・ヒョニ」も人気キャラクターの1人。物語の序盤から登場するヒョニは、「トランスジェンダー」という役どころです。
当初はそのことを隠すような描写もあり、セロイ以外の仲間にはその秘密を打ち明けていませんでした。
ヒョニ役を演じているのは?
ヒョニを演じているのは、韓国の女優「イ・ジュヨン」です。
2018年に出演したドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」や、2019年に出演した映画「ナマズ」などの演技で注目を集め、第23回釜山国際映画祭では「今年の俳優賞」を受賞しています。
梨泰院クラスのヒョニ役は「ハマり役」とも言われ、大きな人気を集めました。
イ・ジュヨンのインスタグラム
ヒョニ役を演じたイ・ジュヨンは2022年2月時点で、インスタグラムをやっています。当時のヘアスタイルで撮った写真も多く投稿されているので、ファンの人は必見です。
ヒョニのキャラクター
さまざまなキャラクターが登場する梨泰院クラスにおいて存在感を見せつけているヒョニですが、劇中ではどんなキャラクターとして描かれているのでしょうか。
ここからは、ヒョニの特徴やキャラクター性などについて解説します。
タンバムの料理長
ヒョニは主人公パク・セロイが経営する居酒屋「タンバム」の料理長を務め、タンバムの味を支える存在です。
最初は調理に慣れず、マネージャーである「イソ」に酷評されることも。しかし、懸命な努力を続けることで、徐々に成長していきます。
逃げない強さを持っている
人知れず苦労してきたヒョニは、逃げない強さを持っている芯の強いキャラクターです。
物語の中盤、タンバムは知名度を上げるために料理番組のトーナメント戦に出場。料理長として対決に挑むヒョニでしたが、途中思わぬ窮地に立たされます。しかし、困難な場面でも逃げずに堂々と戦うヒョニの強さに多くの視聴者が胸を打たれ、「名シーン」「神回」などと話題に。
また、この時にイソが励ましの言葉として送った「私はダイヤだ」という詩や挿入歌なども注目を集めました。
ヒョニのファッションや髪型の特徴
梨泰院クラスは、登場人物のヘアメイクやファッションにも多くの関心が寄せられた作品で、ヒョニもそのスタイルが話題となった人物の1人です。
ヒョニは作品の序盤、ブルーの髪色でショートカットというヘアスタイルで登場。中性的な魅力が印象的で、個性豊かなキャラクターの中でも特に存在感を放っています。
ハンサムなショートヘアに憧れて真似する人がいたり、ヒョニを演じるイ・ジュヨンのインスタグラムが人気を博すようになったりと、反響が大きかったようです。
また、ボーイッシュなアイテムが中心のファッションも話題に。トレーナーやパーカー、ロングTシャツなど、シンプルでカジュアルなスタイルがかっこいいとの声が聞かれました。
ロングヘアを見せる場面も
ショートカットがトレードマークのヒョニですが、劇中のクラブに行く場面ではウィッグを被ってロングヘアも披露しています。その変貌ぶりは、いつも一緒に働くタンバムの仲間でさえヒョニだと気づかないほど。いつもと異なるヒョニの姿は、視聴者のあいだでも大きな話題となりました。
梨泰院クラスのほかの登場人物
ヒョニだけでなく、ほかにも魅力的なキャラクターが多く登場する梨泰院クラス。主要な登場人物の特徴やキャラクター同士の関係性を理解しておくと、作品をもっと楽しむことができます。
ここからは、梨泰院クラスのほかの登場人物を、ヒョニとの関係性に触れながら解説していきます。
パク・セロイ
パク・セロイは梨泰院クラスの主人公で、まっすぐな性格とイガグリ頭の髪型が特徴です。
高校生の時に起きたある事件がきっかけで、外食業界No.1企業長家(チャンガ)の会長「チャン・デヒ」と、その息子「グンウォン」に対して強い憎しみを覚えることから物語は始まります。
そしてその恨みを晴らすために、居酒屋「タンバム」を立ち上げることに。ヒョニとは以前勤務していた工場で知り合っており、タンバムを立ち上げるにあたってキッチン担当として雇用しました。
ともに働くタンバムのメンバーたちを大切にするセロイは、ヒョニが料理人として大きく成長するきっかけを作っており、2人の絆も梨泰院クラスの見どころの一つとなっています。
チョ・イソ
梨泰院クラスのヒロインのうちの一人である「チョ・イソ」。IQ162頭脳を持つ天才で、SNS上でインフルエンサーとしても活躍する女性です。
ソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)と診断された過去を持ち、他人に興味がありませんでしたが、セロイに惹かれタンバムでマネージャーとして働きはじめます。
マネージャーとして優秀な仕事ぶりを見せるイソに対し、料理の面で足を引っ張るヒョニ。当初はそんなヒョニに辛辣な言葉を投げかけることもありました。しかし、努力を重ねて徐々に成長を見せるヒョニを認め、いい関係を築いていきます。
チェ・スングォン
チェ・スングォンはセロイを「アニキ」と呼んで慕う、タンバムのスタッフ。
セロイとは刑務所で知り合い、彼の生き方に感銘を受けたことから一緒にタンバムで働き始めます。
ヒョニとは何かと言い合うことも多いですが、「喧嘩するほど仲がいい」といった関係性。トランスジェンダーであると知った当初は戸惑いを見せていたものの2人の絆は強く、ヒョニがテレビ番組の料理対決に挑んだ際には熱心にサポートするなど、ヒョニを支える存在です。
チャン・グンス
「チャン・グンス」はセロイと敵対するチャン・デヒの次男。しかし、愛人の子であったため家に居場所がなく、早くから親元を離れて暮らしてきました。 イソとは高校の同級生であり、そのころから想いを寄せる存在。イソを追うようにタンバムで働きはじめます。
ヒョニとはタンバムでともに働き、店の成長を目指して切磋琢磨する仲。しかし、のちにこの関係にも変化が表れることになります。
ヒョニの成長も梨泰院クラスの見どころ!
梨泰院クラスのヒョニは主人公セロイの経営するタンバムで働くスタッフの一人で、トランスジェンダーという役どころです。
演じているのは韓国の女優イ・ジュヨン。劇中で見せる中性的な魅力が話題を集め、一躍人気となりました。
タンバムでは料理長を務めるヒョニですが、当初は力不足でセロイやイソに厳しい指導を受けます。しかし、それにめげず懸命に努力して実力を伸ばしていくヒョニ。そんなヒョニの成長物語も梨泰院クラスの見どころと言えるでしょう。
ヒョニのキャラクターや魅力などを理解した上で梨泰院クラスを見ると、さらにドラマを楽しめます。ぜひ、この機会に視聴してみてはいかがですか。