今年も確定申告のシーズンが始まりました。Twitterのタイムラインにも「確定申告しなきゃ」という声をちらほら見かけるように。しかし帳簿の整理や書類の作成、計算など手間がかかるため気が重いものです。

そんな確定申告、編集者の平泉康児さん(@hiraizm)が投稿した、ある「言い換え」が話題になっています。

確定申告って言われるとやる気出ないので「スーパー還付金チャンス」みたいなやる気出る名前に変えてほしい(@hiraizmより引用)

  • (@hiraizmより引用)

準備に手間がかかるうえに、字面や言葉の響きもなんとなく硬い印象のある「確定申告」を、平泉さんは「スーパー還付金チャンス」と表現。所得税の支払い過ぎなどの理由によって還付金を受けられる場合もありますが、「スーパー」「チャンス」という表現が付くと妙にポジティブで楽しそうな印象に変わります。

この投稿に「最高のネーミング」「めっちゃ声出して笑っちゃいましたがな」「ほんとそれ! 毎年還付金のためにやるかってなってるからね笑」「確かにそうですね! フリーランスの私にとっては、3月にもらえるボーナスと思えば、ワクワク作業です」「個人的にはキャッシュバックキャンペーンと呼んでいる」など共感の声多数。10.4万件のいいね、1.6万件のリツイートと大きな反響が寄せられています(2月4日時点)。

なんだかお得なキャンペーンやゲームのような響きもある「スーパー還付金チャンス」という表現には「100人に1人の確率で還付金倍額!! とかあったら、めっちゃやる気出そう」「『抽選で3倍還付もありまーす♪』なら、なおいいな」と妄想する方も。

しかし還付金を受けるのではなく、納税する場合も。人によっては「納める方だからなぁ……」「追徴課税される上にやらないと罰金モードもあるけどね」という声もありました。

確定申告の印象がガラッと変わる「スーパー還付金チャンス」、投稿者の平泉さんに投稿の経緯を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――硬い印象の「確定申告」ですが、「スーパー還付金チャンス」という言い換えを投稿したきっかけは?。

「確定申告そろそろやらないとな……」と気が重くなっていたタイミングで毎年思っていた心の声がポロッと漏れたような形です。

――多くの反響やリプライが寄せられています。

「確定申告」という言葉に対する好感度の低さが改めてよくわかった気がしました(笑)。どうせ同じことをするのなら、気が重くなる罰ゲーム感覚ではなくテンションが上がるゲーム感覚で取り組めるようになると皆ハッピーですよね。


この投稿を見て、「俄然やる気が出る 領収書の整理しよ」「そう言われると、ちょっとやってやるかなって気になってきたから凄い」と確定申告のやる気を出す方も。面倒だなと思った時はこのツイートを思い出したら申告書の作成が進むかもしれません。

なお、令和3年分の確定申告の提出は3月15日まで。なお国税庁によると、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、期限までの申告が困難な方は申告や納付期限の延長申請もできるそうです。