工進は、家庭用カセットガス2本で発電するインバーター発電機「GV-9ig」の先行予約販売を、クラウドファンディングサイトのMakuakeで1月28日に開始した。価格は79,800円。プロジェクト期間は3月30日までで、4月末までに配送予定。

  • GV-9ig(右端)の利用イメージ

家庭用カセットガス2本で発電可能で、趣味やアウトドアで活用できるほか、災害時の非常用電源としても使えるとする。執筆時点(2月4日9時過ぎ)では目標金額20万円を大きく上回る1,779万円以上の支援を集めており、3月30日までに支払いを完了した時点で応援購入が成立する。

  • JIA認証表示のある、市販の家庭用カセットガス2本で発電可能

定格出力は0.9kVA(900W)。家庭コンセントと同じ、電力を発生する正弦波インバーターを採用し、コンピューター内蔵製品やマイコン制御の家電製品にも対応。携帯電話なら60台分(1台あたり約15W)、ノートPCなら6台分(同約150W)の電力を1時間供給できる高出力を実現した。

900W出力をフルで使った場合の稼働時間は1時間で、エコモード225Wで最大2時間。100Vコンセント×2口、USB 端子×2口(定格5V 2.1A/1.0A)を備える。

  • 携帯電話などを充電可能

JIA認証表示のある市販のカセットボンベが利用可能。ポータブル電源のように事前に充電しておく必要はなく、カセットガスを交換することで高出力で連続運転可能としている。4サイクル排気量60cc (cm3)エンジンを搭載しており、騒音値は61~67dB(A)。寒冷地や寒い季節でも始動できるように予熱ヒーターを装備し、マイナス5度~40度までエンジンを始動できるという。

女性や年配の人でも持ち運びしやすいよう、形や長さにこだわったという可倒式のハンドルを備え、天板がフラットになる設計も採用。コンパクトサイズで防災倉庫や棚などに収納できるとする。本体サイズは435×250×410mm(幅×奥行き×高さ)、重さは16.1kg。

工進は液体や気体を運ぶポンプを手がける、1948年創業の京都の企業。2016年からインバーター発電機の製造販売を開始し、2021年には累計販売台数10万台を突破している。

  • ハンドルの形や長さにこだわって設計

  • 収納イメージ