俳優の工藤阿須加が3日、都内で実施された映画『ドリームプラン』(2月23日公開)のスペシャルトークイベントに出席。芸能界きってのテニス男子として知られる工藤は、テニス界のレジェンド・伊達公子を隣にして「本当にすごい人ですからね!」と興奮した様子を見せた。
工藤は、過去にプロを目指していたと紹介された上で、伊達との共演の感想を問われて「いや……もう……、この中でテニスされていた方います?」と会場に問いかけた。「僕と気持ち分かって頂けると思うんですけど、(伊達は)冗談抜きで神様。目の上の存在過ぎて、隣でご一緒するだけで恐縮する。僕は、目指していただけ。大きい舞台にまったく立っていない。僕はテレビで見ていましたし、先輩たちからどれくらい練習をこなしていたか、どれだけ人生賭ける思いが強いのか、とか話を聞いていた」と明かした。
続けて「(伊達と)初めてご一緒させてもらったときも、手が震えていたんですよ。本当に!」と声を張り上げ、「それくらいの人なんですよ! 本当に! もうね、僕らより下の世代でテニスこれから始める人は、ぜひ伊達さんのプレイを参考にしてほしい」と言って伊達のプレイを熱弁。「本当にすごい人ですからね! 本当に! 本当にすごい人ですからね! 本当に、本当に! 本当にそうですからね! 本当に。知らない人は本当に分かってほしい、これを! 」と訴え、伊達の笑いを誘った。
また、映画にちなんで自身の“ドリープムラン”を聞かれて伊達は「ファミリーボックスから見るセンターコート」と回答。現在ジュニア世代の育成を行なっていると話して「いずれそのジュニアたちがグランドスラムに行くことがあれば、(コーチとして)ファミリーボックスに入って、一緒に戦う日が、私にとってのドリームプラン」と笑顔を咲かせた。
同じ問いに工藤は、障害を持つ子供たちなどを将来サポートしたいと言い、「色々計画していることがある。子供たちの未来をどう守っていくのか。そして、同じ境遇の子やそうじゃない境遇の子も含めて、色んなきっかけを与えられる環境を作りたい」と壮大な計画を語った。
本作は、米俳優ウィル・スミスがプロデュース・主演を務めたヒューマンストーリー。テニス未経験のリチャード(ウィル)が、独学で作り上げた「計画書=ドリームプラン」に沿って2人の愛娘を世界チャンピオンへ導いた実話を描く。
伊達公子衣装:MIKAKO NAKAMURA/ミカコナカムラ