俳優の横浜流星が主演を務める映画『嘘喰い』(2月11日公開)の場面写真が4日、公開された。
同作は迫稔雄作による同名人気ギャンブル漫画の実写化作。正体不明のギャンブラー斑目貘(横浜)が、日本の闇社会を牛耳るギャンブラーの頂点・会員制の倶楽部賭郎というあらゆるギャンブルや殺しが行われる賭けの場で、悪人たちの巨額の金と命を懸けた、ゲームを繰り広げる。
この度公開されたのは、白石麻衣が演じる鞍馬蘭子の場面写真とメイキング。蘭子はヤクザ・鞍馬組の組長にして闇カジノを仕切るオーナーで、白石も凄みや風格を感じさせるためにカラフルな衣装を身にまとい、それぞれにあわせたメイクやヘアセットを施している。映画ならではの新しい蘭子の魅力を加えるため、髪型・衣装・メイクなどにこだわり、見ているだけで楽しいファッショナブルな蘭子を目指したという。
髪型はすべて地毛でアレンジを施し、衣装は20案程あった中から8案を採用。すべて映画のために作られ、細かい刺繍にもこだわりが詰まった衣装を着こなし、白石ならではの美しく妖艶な雰囲気をまとった“最恐”女組長を作り上げた。
エグゼクティブプロデューサーを務める濱名一哉は、蘭子について「独特な設定の原作で描かれるのは、賭郎という世界観の中で強く生き抜いていく魅力的なキャラクターたちです。紅一点でありダークヒロインでもある蘭子も映画のキーパーソンのひとりでした。流星さん、佐野さんのキャスティングが決まり、とてもフレッシュな組み合わせになったので、意外性を含めてフレッシュな魅力溢れる蘭子像を作ろうと思いました。そこで、究極の清純派としてアイドル乃木坂46を卒業されて、これから自由に駆け出していこうとされている白石麻衣さんにオファーをしました」と白石へのオファーの理由を明かしている。
新境地となった役柄について白石は「蘭子は今まで演じたことのないキャラクターで、強い言葉もたくさん出てきましたし、言葉遣いも荒かったりして男前なキャラクターでした。でも、普段は使わない言葉が多かったからこそ、楽しみながら演じることができました」と語っており、濱名プロデューサーも「彼女は一番キャラクターとは遠い所に居る人です。しかし、根っこの部分に蘭子を感じさせる迫力や凄みを持ち合わせている人だと思いお願いした次第です。結果その狙いは見事的中しました」と太鼓判を押している。
(C)迫稔雄/集英社 (C)2022映画「嘘喰い」製作委員会