マツダは米国時間1月18日、トヨタ自動車と合弁で建設した新工場「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A.,Inc.」(米国アラバマ州ハンツビル市)にて、北米向け新型クロスオーバーSUV「CX-50」の量産を開始した。

  • 北米向け新型クロスオーバーSUV「CX-50」の量産を開始

同社は中期経営計画(2020年3月期〜2026年3月期)に基づき、最重要市場である米国において、2016年から新世代店舗や販売金融の導入、販売オペレーション改革など、販売領域の強化に取り組んできた。

また、自然の中でも際立つデザイン、全車AWDを備えた力強く高効率なパワートレイン、オフロードでの高い走行安定性など、北米のユーザーのライフスタイルやニーズを取り込んだ「CX-50」を今春に発売する計画だ。

  • 北米のユーザーのライフスタイルやニーズを取り込んだ「MAZDA CX-50」

そして今回、トヨタとマツダの知見を持ち寄り作り上げた最新鋭の技術を擁する新工場での量産開始により、タイムリーに高品質な商品を届ける生産・供給体制が整ったという。

  • 新工場「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A.,Inc.」外観

「CX-50」の量産開始にあたり専務執行役員(品質・購買・生産・物流統括、コスト革新担当)の向井武司(むかいたけし)氏は、「『CX-50』は、マツダの北米ビジネスを成長させる原動力となるモデルです。現地の雇用およびサプライチェーンの構築をとおして、地域に根付き、米国における良き企業市民として、皆さまに親しみを感じていただける工場づくりを目指していきます」と語っている。

同社は北米における販売改革、現地ニーズを取り込んだ商品、そして今回の量産開始により、北米のユーザーから信頼され、選ばれ続ける企業になることを目指していくという。