学情は「副業」に関してのアンケート調査を実施し、その結果を2月2日に発表した。調査は1月13日~20日の期間、20代専門転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者317名を対象に、Webアンケートにて行われた。
はじめに、勤務する会社で副業が認められていたら、副業をしたいかどうか尋ねると「副業したい」と87.7%が回答。約9割が勤務する会社で認められている場合、「副業」をすることを希望していた。
副業を希望する20代からは、「コロナ禍でボーナスが支給されず、収入を増やしたい」「終身雇用が当たり前ではないので、収入を得る手段を複数持っておきたい」「自分のスキルやアイデアが通用するのか試してみたい」「転職前に本業以外の仕事も経験したい」「社外の人脈を作りたい」などの声が寄せられた。
一方、副業を希望しないと回答した20代からは、「本業がおろそかになるといけないので、 今は本業を頑張りたい」「収入を増やしたいけないので、今は本業を頑張りたい」「本業と両立できるか不安」といった声が上がっている。
続いて、副業を希望する理由を調査すると、「収入を増やしたい」が85.3%で最多。次いで、「本業以外でも収入を得る手段を得たい」(54.7%)、「本業では得られない経験を積みたい」(45.7%)、「好きなことを活かして仕事をしたい」(41.4%)と続いた。
収入を得る手段のほか、経験を積む、興味のある仕事に挑戦する機会としても、副業に期待が寄せられていることがうかがえるという。
「転職前に、副業で仕事内容や相性を確かめる機会があったら活用したいですか?」という質問においては、91.7%が「活用したい」と回答した。副業は転職前に、仕事内容や会社の雰囲気を確かめる手段としても、期待されていることが判明。
「転職後のミスマッチを減らせると思う」「実際の仕事内容や企業の雰囲気を、面接以上に理解できると思う」「現職を辞めずに、報酬を得ながら仕事や社風を体験できるのであれば、リスクなく挑戦できると思う」「転職を希望する企業で実際に仕事をする機会を得られたら、よりリアルな情報収集が可能だと思う」などの意見があがった。
転職後のミスマッチをなくすために、副業を通して、リアルな仕事内容や会社の雰囲気を知りたいという意向がうかがえるとのこと。