京都鉄道博物館は3日、「森の京都QRトレイン」の特別展示を3月5・6日に実施すると発表した。3月はその他、ポップアップカードを作成するワークショップ、モハ80形1号車の車内公開なども実施予定となっている。
「森の京都QRトレイン」は、JR西日本の223系1編成(4両編成)を使用し、自然・暮らし・食・伝統工芸といった「森の京都」の魅力が詰まったラッピング電車に。2021年3月12日から嵯峨野線(山陰本線)を中心に運行されている。京都鉄道博物館での特別展示は3月5・6日の2日間、同館構内にある梅小路運転区にて実施される。
京都鉄道博物館で3月に開催されるワークショップ「京都鉄道博物館 オリジナル☆ポップアップカードをつくろう!」は、収蔵車両のイラストや京都の名所が描かれたパーツを使い、世界にひとつだけのポップアップカードを作成する小学生以下のこども向けイベント。開催日は3月19・20日で、両日とも午前に5回、午後に9回実施(各回約20分)。参加費無料とのこと。
モハ80形1号車の車内公開は3月の土曜日・日曜日・祝日、10時から16時30分まで実施。モハ80形1号車は1950(昭和25)年に登場した日本初の長大編成電車の中間車で、基本性能は戦前の技術を踏襲しつつ、新技術も採用しており、長距離・高速運転に対応して最大16両編成が可能になったレトロな車両だという。
その他、「京都鉄道と嵯峨野線」をテーマに京都鉄道博物館の学芸員が解説する「おとなの学び講座」を3月17日14時から開催。所要時間は1時間、参加費は無料となっている。3月13日の10時30分から12時まで、13時30分から16時30分までの2回にわたり、こどもも大人も乗車できるミニ500系新幹線(模型列車)の運転会も開催される。