ミクシィは2月3日、キャッシュレス決済サービス「6gram」の名称を「MIXI M」に変更した。今後は決済だけでなく、ID認証などの機能をまとめた統合プラットフォームを目指す。

  • MIXI M

    MIXI M

6gramは2019年に招待制でスモールスタートした。クレジットカードや銀行口座から残高をチャージして利用できるプリペイド型のサービスで、グループでお金を出し合える割り勘機能が特徴。当初はバーチャルカードのみだったが、2021年6月には半透明仕様のリアルカードの提供を開始し話題となった。同年12月には招待制を終了し、誰でも登録できるようになった。

MIXI Mへの名称変更後も、6gram時代と同様の決済サービスを利用できる。執筆時点では新名称のアプリは配信開始されているが、リアルカードの新規発行は停止中。

  • 新しいアプリアイコンとサービスロゴ

    新しいアプリアイコンとサービスロゴ

従来のウォレット機能、プリペイドカード機能に加え、ID認証とアセット管理を新サービスの柱とする。

ID認証については、MIXI Mを各種オンラインサービスの共通アカウントとし、様々なサービスにスムーズにログインできるようにする構想。2月3日時点では、ミクシィ系列の「TIPSTAR」と「PIST6」で利用できる。

アセット管理機能は、MIXI Mに登録した個人データやウォレット残高を本人の同意のもとに活用する連携機能。たとえば、本人確認が必要なサービスに登録する際、すでにMIXI Mの本人確認が済んでいれば再度個人情報の提出を行わずに済むといったサービスの提供を目指す。

  • MIXI Mの構想

    MIXI Mの構想