ダイキン工業は2月1日、「エアコン暖房と省エネに関する意識調査」の結果を発表した。調査は1月25日〜27日、全国の男女529人を対象にスマートフォンリサーチにて実施した。
まず、1年間のうちで冬の時期(1〜2月頃)が、最も電力使用量が多くなることについて知っていたか尋ねた。すると、「知っていた」と回答したのは67.9%となり、3割以上が知らなかった事が分かった。
ちなみに、総務省が実施している統計では、毎年において気温が下がる2〜3月の電気代支出が1年間の中でも大きくなっている事が分かっている。
次に、自宅で使用している暖房器具について聞いたところ、「エアコン」(72.0%)が最多となった。以下、「石油・ガスファンヒーター・ストーブ」(35.5%)、「電気ファンヒーター・ストーブ」「ホットカーペット・電気毛布」(各25.5%)が続いたが、いずれもエアコンより半分以下の使用率となっている。
エアコンの暖房使用時、どのような省エネの取り組みを実施しているか尋ねてみると、「設定温度を控えめにする」が最多で53.6%となり、次いで「暖かい服装で過ごす」(36.1%)、「エアコンを長時間使用しない」(30.2%)が続いた。
続いて、エアコンは冷房よりも暖房の方が消費電力が大きくなることを知っていたかどうか尋ねた。すると、47.1%と約半数が知らなかった事が判明した。
家庭での省エネに対する意識は高まっているかどうか聞いてみると、「高まっている」「どちらかといえば高まっている」と回答した人は全体の約7割(65.6%)にのぼった。
一方で、SDGsやカーボンニュートラルが注目される中で普段から地球環境や省エネを意識しているかどうかについては、「意識している」「どちらかといえば意識している」の回答は約半数(54.7%)にとどまっている。