「指になんか留まったと思ったら……」ある日、フリーランスの造形作家・イササさん(@isanatolu)が街中で出会ったという、ある生き物(?)が話題になっています。
指になんか留まったと思ったらドラゴンじゃん!めっきり見なくなったけどまだ街の中に住んでる個体もいるんだね。(@isanatoluより引用)
イササさんの指にちょこんと乗っているのは、小さいけれど立派な「ドラゴン」! どこからやってきたのでしょうか……?
この驚きの一枚に、「可愛いカッコいいです。人懐っこいドラゴンですね」「野生のドラゴン久しぶりに見た やっぱかわいいな」「本物を見るのは初めてなのですが この頃の個体はまだ炎袋が未発達で吐く息も暖かいというのは本当でしょうか?」という声をはじめ、多数のコメントが寄せられています。
「ドラゴンかあ、最後に見たのは小学生の頃だなあ……」「田舎の祖父母の家の近くで野良猫と戯れている姿を昔は面白がってよく見ていました 町中にいて人慣れしてるのはかなり珍しいですね もしかして元々飼育されてる子なのかもしれないですね」「外来種ドラゴンということは関東住みですか? 僕の地元の北陸ではたまに青龍が見られますよ!」と、ドラゴンとの思い出や目撃情報も。うーん、皆さん意外と見かけたことがあるんですね。
そして気になるのはイササさんの指。ちょっと白くなっていますね。「指が石化しているようですがドラゴンのせいですか?」と心配する声もありますが、実はこれ、塗装の後だそう。
夢たっぷりのリプライが多数寄せられたこの「指乗りドラゴン」、まるで生きているかのような姿ですが、実は造形作家のイササさんが自ら作った作品です。塗装前の写真はこちら。
改良版出た!
ちょっと手足太くなって、こくびかしげさせてみた。ディティールもちょっと深めにした。(@isanatoluより引用)
見れば見るほど緻密な「指乗りドラゴン」、作品を作ったイササさんに、お話を伺いました。
投稿者に聞いてみた
――「指乗りドラゴン」、発想のきっかけを教えていただけますか?
子どもの時からドラゴンへのあこがれがあり、友達になったりペットのように飼ってみたりしたいと思っていました。子どものころに見たハリーポッターの映画で手乗りサイズのドラゴンが出てくるシーンがあり、自分も欲しいと思い作ってみたのがきっかけです。
作れる環境ができたのが2、3年前で、そのころに一度作っていたのですがその時は技術が足りず、今回いい素材が見つかったことと技術も上がっていたので改めて作りました。
――小さいサイズでもしっかりとドラゴンですね。作る際のこだわりは?
ぱっと見で誰が見てもドラゴンだ! とわかる雰囲気で、かつ実際に生きている生き物に近いデザインにすることで、本当にいるのでは? と一瞬でも思ってもらえるような見た目にしました。
塗装に関しては自然の生き物らしくがさっとした色の入れ方と爬虫類特有の艶っぽさも少し出して、ファンタジーの生き物なので少し大げさな塗り方で存在感を出してみました。
イササさんの技術により息が吹き込まれ、多くの方が盛り上がったリアルな「ドラゴン」のご紹介でした。他にもイササさんは様々な作品を発表されています。中には購入できる作品もあるため、気になった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
指になんか留まったと思ったらドラゴンじゃん!めっきり見なくなったけどまだ街の中に住んでる個体もいるんだね。 pic.twitter.com/yPRgaZmGZz
— イササ (@isanatolu) January 22, 2022
改良版出た!
— イササ (@isanatolu) January 22, 2022
ちょっと手足太くなって、こくびかしげさせてみた。ディティールもちょっと深めにした。 pic.twitter.com/n0Fuw0GQz3