アイロボットジャパンは2月2日、ロボット掃除機「ルンバ」シリーズの新製品となる「ルンバ j7+」「ルンバ j7」を発表した。いずれも2月10日に発売する。
ルンバ j7+には、ロボット掃除機本体の充電とともに、集じんしたゴミを自動的に移動させてストックするクリーンベースが付帯。ルンバ j7には充電用のホームベースが同梱される。公式オンラインストアでの価格は、ルンバ j7+が129,800円、ルンバ j7が99,800円。また、サブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」を利用する場合、おためし2週間コースは両モデルとも1,980円、あんしん継続コースはルンバ j7+が3,980円、ルンバ j7が3,080円となる。
新モデルの特徴はまず、掃除する部屋の床に散らばった障害物を認識して、自ら避けながら掃除できるようになったこと。リリース時点で認識する障害物は、ケーブル類、靴、スリッパ、靴下、充電ステーション、ルンバ j7+、ルンバ j7、ブラーバ ジェット m6(床拭きロボット)、およびペットの排泄物(固形の糞のみ)だ。回避したエリアを通知する機能もあり、片付けたあとで再びルンバ j7+・j7を動かすことで掃除残しを防げる。また、この技術を応用して、テーブルの脚といった障害物も細かく検知できるようになり、従来と比べて優しく接触しながら掃除するようになった。
ルンバ j7+・j7が回避した障害物の情報は、連携するスマホアプリに画像として表示。ユーザーはその画像を見て、障害物に対して今後の掃除でどのように対応するかをフィードバックできる(任意)。これらの情報をアイロボットのクラウド上へ送信すると、いわゆるビッグデータとして世界中から集まった情報をAI学習。その成果は個々のルンバへと還元され、検知・回避する障害物が増えていくという仕組みも備える。
もうひとつのポイントは、ルンバ j7の充電とゴミ収集を行うクリーンベースの形状が横長になったこと。これにより、テーブルの下などへも置きやすくなり、見た目もすっきりした。クリーンベース内の紙パックには約1カ月分のゴミを溜めておけるが、クリーンベース本体に予備の紙パック(1枚)を入れておくスペースも設けている。
そのほか、学習機能やアプリのプラットフォームとなる「iRobot Genius」も進化。ユーザーの掃除方法を細かく学習しながら、便利な機能を提供する。たとえば、特定場所の掃除をアプリから指示、掃除にかかる時間を事前に通知、スマホの位置情報を利用してユーザーが外出したら部屋の掃除を開始――といった機能だ。さらに、ルンバを買い替えたときに宅内の間取りを記憶したマップをコピーする機能や、吸引モーターをオフにして部屋間を移動するクワイエット走行といった機能を持つ。ルンバ j7+・j7はスマートスピーカーや音声アシスタントによる音声操作にも対応する(Amazon Alexa、Googleアシスタント)。
話題が前後するが、障害物を自動で回避する機能に関して、「ペットオーナーあんしん保証」が付く。ルンバ j7+・j7が部屋を掃除中にペットの排泄物が本体に付着してしまったとき、無償で修理・交換などを行う(メーカー保証期間内に1回限り)。ただし、犬または猫の固形の糞のみ対象となる。
今回、ルンバ j7+・j7の登場を記念して、『ロボットスマートプラン+「あんしん継続コース」3カ月無料キャンペーン』を実施。サブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」の「安心継続コース」を3カ月間、無料で利用できる。対象モデルはルンバ j7+・j7、申し込み期間は2022年2月2日~同年3月14日23時59分(製品の到着日は2月10日以降)。