Dynabookは1月26日・27日に「dynabook Days 2022 Spring」をオンライン開催。Dynabook 代表取締役社長 兼 CEOの覚道清文氏はセミナーで2021年を振り返り、2022年の事業戦略を語るとともに、2022年春に投入予定の14型モバイルノートPC「dynabook RJ74」もアピールしました。なお、dynabook Days 2022 Springの各種コンテンツは、2月28日までアーカイブ公開されます。ぜひ登録、視聴してみてください。

  • dynabook Days 2022 Springの特設サイト。製品・ソリューションの展示や、スペシャルセミナー、dynabook Daysセミナーなどを配信

2022年にかける思い

新春対談に登壇したDynabookの覚道清文社長は、昨年(2021年)を「原材料価格の高騰、サプライチェーンの混乱、デルタ株による新型コロナウイルスの再拡大など、厳しい状況が続きました」と振り返ります。

  • 宇賀なつみさんと新春対談を行った、Dynabook 代表取締役社長 兼 CEOの覚道清文氏

一方で、Dynabook株式会社となって3年が経ち、これまでの取り組みが順調に成果を上げ始めていると評価。具体的には、シャープグループの一員として、シナジーを活かした部品調達や事業変革が加速し、またクラウド基盤戦略の高度化を通じて継続的に商品とサービスを拡充できた、そして海外事業も伸長した、と総括しました。

そんな中で注目されるのが2022年の戦略。覚道社長は「Dynabookならではの価値を高め、メーカーとして、販売会社として、サポート会社として信頼してもらえる企業にしていく」と語ります。まだまだコロナ禍が続きそうな気配ですが、こうした環境下ではハイブリッドワークに対応するデバイスの需要が高まり、関連ソリューションのニーズも生まれると見込んでいます。

  • 新たなステージへとさらななる飛躍を

覚道社長がイチオシとして挙げたのが、最新プレミアムモバイルのdynabook Rシリーズです。第12世代Intel Coreプロセッサを搭載したモデルで、「世界一の軽さ・速さ・強さを目指して開発しました。第12世代Intel Core搭載クラスでは最高レベルの軽量、薄型、堅牢性を誇ります。『映え』にもこだわっており、オフィスと在宅の境目なく使える至高の14型プレミアムモバイルノートPCに仕上がっています」(覚道社長)とアピール。

  • 14型モバイルノートPCのdynabook Rシリーズ。Resolution(解決・解答)、Renew(刷新・時代を塗り替える)、Revolution(革新・革命)の思いを込めたといいます

サービス・ソリューションの分野では、オフィス・テレワーク、文教、現場、テレマティクス、ヘルスケア・医療という5つのセグメントにおいて、デバイスとクラウドサービスを融合させたサービスを提供。クラウドをベースとした新しいコンセプトで事業領域の拡大を図っていく考えです。またビジネス向けには、企画から開発、製造、販売、保守サービスまでワンストップで一貫して提供するサブスクリプションサービスを用意します。

  • 5つの注力事業領域

  • ソリューションが活きるコンピューティングデバイスと、デバイスが活きるソリューションを高次元に融合

先ほども触れましたが、2022年はテレワーク、ハイブリッドワークが常態化すると予想。そこで、新しい働き方を支えるシステムとサービスをソリューションとして提供します。具体的には、最新のセキュリティ・IT構築運用を一括で対応する「かんたんテレワーク スターターパック」や、社内・社外の区別なしすべての接続者、接続端末、通信を確認する「ゼロトラスト」のソリューションなど、いくつかのサービスを紹介しました。

  • かんたんテレワーク スターターパックの提供内容

デバイスについては、過去の技術をベースに、モバイルPCでもゲーム(eスポーツ)に対応できるよう高度化していくとします。「将来的にはメタバースといった大きなビジネスチャンスにも適用できるよう、要素技術の拡充を図っていきたい」(覚道社長)と述べました。

最後に、2022年の夢・希望・思いを「拓」の漢字1字で表した覚道社長。「社会にwithコロナが定着して、人々が生活やビジネスのあり方を前向きに変えていく年になります。それに応じたビジネスチャンスを切り開いていきます」(覚道社長)と話していました。

  • 2022年の夢・希望・思いを「拓」の漢字に託しました