春が近づくと、楽しみなのが……そう! 完熟摘みたていちごを好きなだけ味わえるいちご狩り。最近は昼だけではなく、夜もいちご狩りが楽しめるのを知っていますか?

今回ご紹介するのは、"夜のいちご狩り"の中でも、密にならずにワンランク上のいちご狩りができる、「星野リゾート リゾナーレ熱海」のナイトストロベリーツアーです。こちらは、2013年から続く人気のご長寿アクティビティ。幻想的なイルミネーションが輝くハウスを貸し切って、静岡生まれのいちご「紅ほっぺ」をとことん満喫できます。

ナイトストロベリーツアーは毎年切り口を変えて行われますが、2022年は「いちごとお酒のペアリングができる!」との情報が。ドキドキを胸に抱きつつ、非日常のいちごパラダイスへ潜入してきました!

招待状を持ってホテルを出発

  • テーブルの上に置かれた、いちご柄の招待状

いちご好きが「一生に一度はやってみたい!」と憧れる、「リゾナーレ熱海」のナイトストロベリーツアー。2013年に第1回目が行われ、今年で9回目を迎える人気のアクティビティです。

スペシャルなひとときは、客室を出るところからスタート。夕食後、お部屋に用意された「招待状」を持って、迎車に来たタクシーへ。宝石箱のように夜景がきらめく熱海の街を離れ、ナイトストロベリーツアーの会場へ向かいます。

昼間とはまったく異なる幻想的なハウスへ

  • ハウスの外からでも伝わる、幻想的な雰囲気

闇夜に包まれた山間部を走ること約30分。たどり着いたのは、県内屈指のいちごの生産地・伊豆の国市です。

ここはいちごの一大産地なので、ビニールハウス自体は珍しくありませんが、一カ所だけイルミネーションが透けて見える幻想的なハウスがあるんです!

それが、今回貸し切りで楽しむ「ナイトストロベリーツアー」の会場。ドキドキ・ワクワクしながら、中に入ると……。

  • ぜーんぶ独り占めできるなんて夢のよう…!!

目に飛び込んできたのは、温かく優しい光がいちごを照らすロマンチック空間。足元にはレッドカーペットが敷かれ、まるで秘密のパーティーに来たみたい! さらに、ハウス全体に流れるカントリーテイストの音楽が、楽しい雰囲気をいっそう盛り上げます。

ちなみに、このハウスを営んでいるのは、「紅ほっぺ」開発にも携わった「伊豆ホーリーズ」。ここで作られる「紅ほっぺ」は、国内の優れた産品を発掘する農林水産省主催のイベント「フード・アクション・ニッポン」を受賞しました。

しかも「伊豆ホーリーズ」は、ビニールハウスを一般開放しておらず、いちご狩りも一切行っていません。そんなスペシャルないちごを好きなだけ食べられるなんて、幸せすぎませんか?

紅ほっぺアンバサダーがいちご狩りをサポート

  • つきっきりではなく、ほどよい距離感でサポートしてくれるのが嬉しい

ツアーの案内役は、いちご大好き! という紅ほっぺアンバサダー。「伊豆ホーリーズ」生産者の堀井さんから、おいしいいちごの見分け方や綺麗にいちごを摘む方法などを直接伝授された「リゾナーレ熱海」のスタッフさんです。

  • ちょっとした知識が増えて、"夜のいちご狩り"がもっと楽しくなります

例えば、紅ほっぺアンバサダーに「ちょっとひんやりしますね」と話しかけると、「ハウスの中は、いちごが1番おいしくなる12度で設定されているんです」と即答。聞けば、"完熟なのに実がしまっているベストな状態"が、気温12度なのだとか。

なるほど……、いちごの世界って、奥が深い! 紅ほっぺアンバサダーが発する言葉は、一言一言が勉強になり、ひしひしと"いちご愛"を感じます。

  • 君は、おいしいイチゴなの?

ちなみに、おいしいいちごかどうかを見極めるポイントは3つあります。

1つ目は、色にむらがなくヘタの部分まで真っ赤になっているかどうか。2つ目は、パンパンに実が膨れて、種が沈んでいるかどうか。

ここまでは、みなさんも何となくお分かりかと思いますが、3つ目はヘタに注目です。王冠のようにヘタがクルンと反り返っていれば、"完熟してるよ"のサイン! 胃袋には限界がありますので、事前に知っておくと便利ですね。

完熟いちごに溺れる幸せを

  • 欲望のままにいちごを満喫

レクチャーを受けたら、いよいよお楽しみのいちご狩りタイム。すでに真っ赤に熟したいちごたちが、「ぼくたちは甘いですよ、どうぞ食べてくださ~い!」と言わんばかりに列をなしています。

好きないちごに狙いを定めたら、2本の指でヘタの少し上をはさみ、クルッと手前に。そのまま採れたてのいちごを口に放り込むと、甘酸っぱい果汁がのどの奥へとほとばしり、もう官能的なおいしさです!

おいしさの源は、良質ないちご作りに最適な地下60mから湧く富士山の雪解け水と、こだわりの土。想像を超えるおいしさに「このいちごを作った人、天才だな……」と思わずつぶやいてしまいました。