ソースネクストは1月31日、AI翻訳・字幕ソフト「ポケトーク字幕 Windows版」の提供を開始した。利用料は3月末までは無料、4月以降は月額1,100円。なお、macOS版は2月に提供を開始する予定。
「ポケトーク字幕 Windows版」は、AI通訳機「ポケトーク」端末がなくても、PCにインストールするだけで使えるAI翻訳・字幕ソフト。ZoomやTeamsなどのリモート会議システム上で、自分が話した言葉を指定した最大2言語に瞬時に翻訳し、Webカメラ画像に字幕のように合成できる。なお、字幕表示されるのは同製品をインストールした本人の発言のみ。
2021年9月提供の従来バージョンではポケトーク本体が必要だったが、今回提供されるバージョンはPCにインストールすればポケトーク本体不要で利用できる。
AI通訳機「ポケトーク」と同じ翻訳エンジンにより素早い翻訳速度を実現し、話し終わってから1秒以内に翻訳結果を字幕表示するという。翻訳ボタンでオン・オフを制御することで、翻訳してほしい部分だけを相手に伝えられる。
82言語に対応し、組み合わせは自由。例えば「日本語→日本語」に設定することで、リモート会議でミュートの時など、文字のみでコミュニケーションも可能。
翻訳言語の設定は最大2カ国語まで設定でき、例えば「日本語から英語および中国語」と設定すれば、日本語を話すと英語と中国語の翻訳字幕が同時表示される。対応言語は対応言語一覧ページを参照のこと。
同ソフトは仮想カメラとして動作するため、リモート会議システム以外でも、Facebook Messengerのビデオ通話、YouTubeのストリーミング配信などWebカメラを使った映像で翻訳を表示できる。
動作確認済みの会議システムの一例は、Zoom / Skype / Microsoft Teams / Google Hangouts / Google Meet / LINE / Slack / BlueJeans / Cisco Webex Meetings / Cisco Webex Teams / Discord / OBS / V-CUBE / Chatwork。対応OSはWindows 11 / 10 / 8.1。