情報技術開発は1月31日、AIを活用して身の回りの音を通知してくれる聴覚障がい者・難聴者向けスマートフォンアプリ「Sound Display」(Android版)の提供を開始した。価格は無料。iOS版は2021年11月30日に先行リリースしている。
Sound Displayは、AIを活用して身の回りの音を認識してユーザに通知する、聴覚障がい者・難聴者向けの音認識アプリ。デフォルトでは、緊急地震速報(テレビ)、火災警報器、緊急車両(パトカー・消防車・救急車)、インターホンの音を認識してユーザーに通知する。
ユーザーへの通知方法は、アプリの通知画面、プッシュ通知画面、LEDライト、スマートウォッチといった複数の手段を用意し、状況に応じて使用できる。
上記以外で認識してほしい音は、アプリ内から録音するか、既に録音済みの音を登録(最大5つ)。例えば、プリセット音にはない「冷蔵庫の開けっ放し音」「風呂場からの呼び出し音」などを登録して認識させられる。
なお、同アプリは来年度、法人への提供開始を目指しているという。法人向けでは、無制限での音の登録、拠点ごとのカスタマイズが可能となる予定とのことだ。