スティーブン・スピルバーグ監督によるミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が2月11日より公開される。このたび、俳優の東山紀之が本作への愛を語る特別映像&コメントが公開された。

  • 東山紀之

『ロミオとジュリオット』をモチーフにした伝説のミュージカル『ウエストサイド物語』をスピルバーグ監督が念願の映画化。社会の分断を乗り越えようとした“禁断の愛”の物語を、数々の名曲とダイナミックなダンスとともに描いた。先日発表された第79回ゴールデングローブ賞では、作品賞・主演女優賞・助演女優賞の主要部門で最多3冠を獲得し、アカデミー賞最有力候補として注目されている。

このたび、この物語を“自身の原点”と語るほど本作へ強い愛を持つ東山紀之が出演するCM映像が公開された。全3編にわたる映像ではそれぞれ「何度も泣きそうになった」、「最高傑作のミュージカル」、「世界が変わると思います」と、本作への溢れだす思いを語っている。

さらに「『ウエスト・サイド・ストーリー』がなければ、今のジャニーズ事務所も存在していなかったかもしれません。そのファッションから、音楽、ダンス、作品のスピリットまで、『ウエスト・サイド・ストーリー』はその後の日本のエンターテインメントの基盤になったと思う」など、作品の様々な魅力を余すことなく語るインタビューコメントが到着した。

15歳の頃にビデオで見た『ウエスト・サイド物語』でこの物語と出会い、当時まるで“恋に落ちた”かのように心を動かされたと語る東山。ジャニーズを代表するアイドルになる過程において常に自身の基盤ともなるこの物語を繰り替えし鑑賞しており、2004年には少年隊のミュージカルで主人公トニーを演じた。

公開されたCM映像は全3篇。「泣きそう編」では、トニーとマリアの出会いや葛藤など“禁断の愛”の断片が不朽の名曲「Tonight」の音楽とともに映し出され、「こうやって人間って恋に落ちるんだなって。何度も泣きそうになりました」と、本作で描かれる“愛”について東山が語る。「踊りたかった編」では、「前作が持っている良さをさらに活かしてパワーアップさせた。今まで観たミュージカルの中でも、最高傑作だと思います」と本作のダンスナンバーを絶賛するとともに「中に入って踊りたかったです」と思いを募らせる。そして「世界が変わる編」では、「この感動を言葉にするのは大変だなと・・何百回も観るでしょうね。これ(指パッチン)で世界が変わる気がします」と、『ウエスト・サイド・ストーリー』の物語を深く愛する東山ならではの言葉を語っている。

過去にトニーを演じた経験もあり、この物語に深い思い入れを持つ東山は一足先に鑑賞した本作について「一度は手を携えた人たちの分断が、今この世界のあちこちで起こっています。もっと相手のことを知るべきですし、再び手を取り合うことが可能なのではないか。この映画から、そんなメッセージを改めて受け取りました」と、改めて本作から感じた深いメッセージを語る。また「そのメッセージを最高の歌とダンスというエンターテインメントで届けることが、いかに正しいかも教えてもらった気がします」と語った。

さらに、「“愛することの美しさ”を感じ取り、“愛に対する思い”をもう一度考えてほしいですね。僕には世界を変えられないかもしれないけれど、若者たちが柔軟な発想で変える気がするんです」と、今を生きる若い世代に向けて熱いメッセージを送った。