俳優の向井理が、テレビ東京の新ドラマ25枠『先生のおとりよせ』(4月スタート 毎週金曜24:52 ~)の主演を務めることが31日、明らかになった。

  • 左から向井理、北村有起哉

    左から向井理、北村有起哉

同作は中村明日美子(漫画家)・榎田ユウリ(小説家)共著の実写化作。ドSで不愛想な官能小説家・榎村遥華(向井理)と、ドMで明るくフェミニンな漫画家・中田みるく(北村有起哉)という正反対な2人が共同で作品をつくることをきっかけに始まる「おとりよせライフ」を描く。

主人公でドSで不愛想な官能小説家・榎村遥華役を向井、小説家・榎村とタッグを組んでコラボ作品を執筆することになる明るくフェミニンでドМな美少女漫画家・中田みるく役を北村が演じ、異色のバディに。出会う前からお互いの作品のファンであったが、実際に会ってみると想像とは違うルックス・性格にショックを受ける2人。そんな2人は、唯一「おとりよせ」の趣味が合うという共通点から徐々に心を開いていく。全国津々浦々の「おとりよせ」の品々と、美味しいものには飽くなき探求心を見せるイケメンおじさん作家ふたりの、笑えて時にはグッとくる新感覚コメディ×グルメドラマとなる。2人の色気がほとばしる実食ショットも見どころとなっている。

向井理 コメント

・『先生のおとりよせ』テレビドラマ化のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

テレビ東京さんらしい、ゆるくも攻めた作品になりそうだと楽しみになりました。
今の時代を反映する「おとりよせ」をまた違う角度から楽しんでもらえるのではないかと思 います。

・ご自身の役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

おとりよせ愛に溢れたキャラクターなので、役自身の思いに負けないよう情熱を持って演じたいと思います。
ただ、実際に素晴らしいおとりよせ品をいただけるとのことなので、台本を読んでいるだけでニヤけています。

・視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

深夜の時間帯ではありますが、素晴らしいおとりよせが沢山出てきます。
それをつまみに飲むもよし。
おとりよせに一喜一憂する出演者達を、肩の力を抜いて笑って見ていただけたら幸いです。

北村有起哉 コメント

・『先生のおとりよせ』テレビドラマ化のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

小説家と漫画家の2人の関係が面白くて、色々な芝居が楽しめそうです。そして美味しいものがいっぱい食べられそうなので、この話をいただいた時はまさに生唾を飲むような気分になってしまいました。

・ご自身の役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

フェミニン男子という設定なんですが…、そこのさじ加減が難しそうです。漫画原作をドラマでそのまんまマンガのように安易に演じないように、実写でできることを模索してます。
相手役の向井くんや監督と相談しながら自然と役が浮き上がってくれたらなと。

・視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

水と油の関係の2人の先生の丁々発止をお楽しみください。そして毎週深夜オススメのおとりよせを食べさせてもらいますけども、テレビの向こうの皆さんを羨ましく思わせてしまうことを心苦しく思いながら、ありがたく存分に味わいたいと思います。

中村明日美子(漫画家) コメント

まさかこれがドラマになるとは…。
しかもこんな男前2人が演じてくださるとは…。
作者の1人として身に余る光栄です。
全体的にちゃらんぽらんな内容のようでいてその実、仕事や家族や友人のことを大切に思う心をお取り寄せでまるっとまろやかに包み込む…そんな優しく温かいドラマになっているのではないでしょうか。
私も観るのがとても楽しみです。
ご視聴のさいにはぜひメモを片手にSiriを傍に、ドラマに登場するお取り寄せグルメをチェックしてみてくださいね。
どれも美味しいですよ~。
どうぞよろしくお願いいたします。

榎田ユウリ(小説家) コメント

原作で小説部分を担当しました榎田ユウリです。
ドラマ化……ドラマ化……このような豪華キャストで……!
かつて原作を書きながら「これテレ東さんあたりがドラマ化したらいいのに~」
と思ったり、「でもな~、主人公たちがこのノリだから(放送でお確かめください)、ちょっと無理か~、アハハハ」と思ってもいたのに……ドラマになっちゃいました……。
小説家・榎村役は向井理さんです。真黒組の幹部だったり婚活する探偵だったりと八面六臂な向井さんが、あの榎村を演じてくださいます……! 個人的に眼鏡向井さんを尊んでいる私なので、想像するだけで拝みたい気分です。
そして漫画家・中田役は北村有起哉さん! 『アンナチュラル』の頃から注目しておりました。朝ドラ『エール』では「好き……やっぱり北村さん好き……」と呟いていた自分、よかったね……!
おふたりがどんなケミストリーを見せてくださるのか、とても楽しみにしております。
このドラマでみなさまのハートがホッコリし、お腹がグゥ~と鳴っちゃって、そして大切な人と美味しいものをシェアしたい気分になっていただけたら、原作者としてなによりの喜びです。 どうぞよろしくお願いいたします。

森田昇プロデューサー(テレビ東京) コメント

深夜ドラマで美味そうな食べ物を登場させるというテレビ東京らしい作品ではありますが、ところがどっこいそれだけでなく、艶っぽく魅力的な男2人が楽しく魅せるドラマでもあります。その2人のやり取りは、いがみ合いながらもお互いを認めている…という屈折した関係で“わちゃわちゃ”したそのやりとりはとても可愛らしくもあります。2人だけでなく他の登場人物も全員少々偏った部分を持ち、それゆえ皆愛くるしいです。ダンディで上手い役者が狭い部屋の中で見せるドタバタのコメディと、最後にはグッとくるストーリーで、見る人は必ずや笑いつつ涙するでしょう。また登場する品々をすぐに“おとりよせ”もしたくなるでしょう。

(C)中村明日美子・榎田ユウリ/リブレ