iPhone左側面にある上下のボリュームボタンを押すと、画面左端に現れるボリュームバーがあるときは太く、またあるときは細く表示されるのですね? それはiPhoneの音量調整機能の仕様で、iOS 13以降における正常な動作です。

あるとき思い立って上下どちらかのボリュームボタンを押すと、現れるのは太いボリュームバーです。そのボリュームバーは1秒ほどで姿を消しますが、その前にボリュームボタンを押すと、今度は細いボリュームバーが現れます。ボリュームを少しだけ調整したときには太く、連続して調整したときには細く表示されるのです。

iOS 13以前のiPhoneでは、ボリュームボタンを押すと画面中央に大きな四角形の音量インジケータが表示されていました。幅が変化するボリュームバーに変わったことで、ゲームや動画鑑賞時の視界の妨げがなくなりました。

しかもこのボリュームバーは、タップして操作することも可能です。ボリュームバーが細いときでも太いときでも、タップすれば上下にドラッグしてボリューム調整できるようになります。内蔵スピーカー使用時にはスピーカーマークが、ワイヤレスイヤホン使用時にはBluetoothマークが重ねて表示されるので、どのデバイスを対象にボリューム調整しているかの判断にも役立ちます。

なお、『設定』→「サウンドと触覚」画面の着信音と通知音欄にある「ボタンで変更」スイッチをオンにしていると、アプリや音楽などの再生時や通話中はボリュームバーが画面左端に表示され、そうでないときは着信音/通知音のボリュームバーとして画面上部に表示されます。

  • あるときは太く、またあるときは細く表示される「ボリュームバー」