キリンホールディングスは1月26日、2022年1月よりグループ会社であるメルシャンが製造する日本ワイン「シャトー・メルシャン」の全ワイナリーにおいて購入する全電力を再生可能エネルギー100%にする事を発表した。
メルシャンでは140余年の間、日本でより良いワインをつくるための栽培方法や醸造方法、新しい取り組みなどを地域の栽培者や生産者と共有し、日本ワイン産業の発展に向けて様々な活動をしている。
今回、同社では「シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー」(山梨県)、「シャトー・メルシャン椀子ワイナリー」(長野県)、「シャトー・メルシャン桔梗ヶ原ワイナリー」(長野県)において、グリーン電力証書を電力購入に組み合わせる。
グリーン電力証書とは、再生可能エネルギー電力のGHG排出ゼロという環境価値を電力と分けて取り引きできるようにするもの。通常の電気と組み合わせる事で、証書を購入した分の電力量については再生可能エネルギーを利用したものとみなされる。
証書の購入代金は再生可能エネルギーの発電事業者に支払われるため、再生可能エネルギーの新規設備導入や設備維持などの貢献につながる。
キリングループでは、将来的に事業で使用する全ての電力を再生可能エネルギーに置き換え、早期のRE100達成を目指すとのこと。