回転すしチェーンスシローでは、1月28日から「ふぐづくし」フェアがスタートした。ふぐのフェアはスシロー史上初とのこと。確かに回転すしでふぐを食べるはあまりない気がする。まるで「ふぐのフルコース」が食べられるということで、早速スシローに行ってきた。
ふぐの王様「とらふぐ」メニューが続々
販売されていたふぐメニューは全部で6種類で、すしネタの他、唐揚げやラーメンもあった。まずは目玉の「とらふぐ3種盛り」(748円)からいただきます!
高級そうな大きい皿に盛られたとらふぐネタは、皮湯引き、ふぐにぎり、アラの唐揚げの3種類。ふぐにぎりはさっぱりとしつつ歯ごたえがあり、噛むと上品な旨みが広がる。皮は湯引きされていてコリコリとした食感。ポン酢ジュレが乗っていてさっぱりと食べられた。そして、唐揚げは衣にも味がついていて旨みが濃縮されいる。初めて食べたが、ふぐの唐揚げはかなり旨い。
お値段はお高めだが、違う部位やサイドメニューにもある唐揚げも1皿で食べられて748円は結構お得かもしれない。
そしてもう1品の食べ比べ皿は「とらふぐ食べ比べ」。こちらは330円。炙ったふぐはポン酢ジュレをのせたシンプルなアレンジで、ふぐ本来の味を感じられる1貫。一味醤油で炙ったとらふぐは、ピリッとした辛さがあって味が締まっている。どちらも醤油なしでいける。シンプルに旨い。
新食感だった「とろ~りふぐ白子天ぷら」(165円)。ふぐの白子を天ぷらにした贅沢なメニューで、揚げたてをいただくとサクッとした衣からとろっと白子がとろけ出した。ふぐの白子ってこんなにクリーミーだったのか! 結構ハマる味で、熱々の揚げたてが一番おいしく食べられそう。もう2皿くらい食べたくなる……。
ふぐはお高めな皿が多いが、唯一の110円皿は「とらふぐ皮湯引き」。皮部分を軍艦にしてポン酢ジュレをのせたもので、「とらふぐ3種盛り」の皮湯引きの軍艦バージョンといったところ。皮のコリコリッとした食感に、海苔の風味も重なって110円とは思えない高クオリティーな一皿。
ふぐのサイドメニューも登場
先ほどの「とらふぐ3種盛り」にもあったふぐの唐揚げは単品でも販売されていた。「ふぐのアラ唐揚げ」(330円)は、衣の味付けがしっかりしていて、食べ応えありの唐揚げ。間違いなくビールに合う! 時々骨が大きいものもあるが、骨に近いほど旨みが強くしゃぶりながらいただいた。お子さんが食べるときは骨に注意が必要そうだ。
ふぐ身が入った「てっちりラーメン」(418円)は、出汁がきいた上品なラーメンで締めにもぴったりな味。スシローの裏メニュー? として人気の鯛だし塩ラーメンの残りスープに鯛にぎりを入れる「鯛茶漬け」アレンジのように、スープにしゃりを入れて茶漬け風アレンジにするのもおいしそう。ふぐの旨みが溶け出したスープは最後の一口まで飲み干したい。
締めは本格派スイーツで大満足
最後のデザートは外せない人間なので、ふぐをたっぷり味わったらラストに甘いパフェをチョイス。こちらは「高貴なマダガスカルショコラのプリンパフェ」(385円)。
有名ショコラティエの土屋氏が手掛ける「テオブロマ」という店とコラボした商品で、普通のプリンパフェのように見えるが複雑に変化する味わいを楽しめる大人なパフェだった。本格的なチョコプリンに、ピスタチオクリーム、甘ずっぱいラズベリーソース、サクサク食感のフィアンティーヌ(クレープ生地を薄くのばして焼き、細かく砕いたものらしい)、チョコアイスと容器の中にたくさん入っているので、食べるたびに味わいや食感が異なり、めちゃくちゃに旨い。かなり本格的な仕上がりなのではないだろうか。
ちなみに、「ふぐづくし」フェアと並行して「とろトロ大市」も開催中。こちらはとろかつおや生キングサーモンなどなど、とろけるネタが大集合しているので、スシローに行くならチェックしてみては。