ヤマハは1月27日、「VOCALOID5」の1カ月無料体験版を公開した。また、初めてボーカロイドに触れるユーザーをサポートする解説動画もあわせて公開した。

  • 「解説動画」の実際の画面

「VOCALOID」は、ヤマハが2003年から提供している歌声合成技術およびその応用ソフト。歌詞とメロディを入力して歌声を合成し、伴奏データを読み込んで楽曲を作ることができる。

近年では「VOCALOID」を使って楽曲を作るボカロPが話題を呼び、一般ユーザーや様々なジャンルのクリエイターがニコニコ動画、YouTubeなどに動画作品を多数投稿。授業に「VOCALOID」のソフトを使った音楽制作をカリキュラムに取り入れる小学校・中学校も増えているという。

2020年12月にヤマハが音楽アプリ「nana」で実施したアンケートでは、「ボカロ楽曲を自分で作ってみたいですか?」という質問に6割のユーザーが「YES」と回答するなど「自分でも気軽に試してみたい」という声が多くあることから、今回の1カ月無料体験版の公開に至ったとしている。

公開されたVOCALOID5無料体験版は、インストール後31日間利用可能。使えるボイスは日本語男性(Ken/けん、VOCALOID5)。Windows版とMac版を用意する。

ダウンロードにはVOCALOID IDへの登録(無料)が必要。ダウンロードおよびインストール手順、VOCALOID IDへの登録は、無料体験版の配布サイトに詳しい。

なお、初めてボーカロイドに触れるユーザーをサポートする解説動画の第1回として、「 【公式ボカロ 使い方解説】VOCALOIDで遊ぼう!「かえるの合唱」でボカロ体験 ~第1回 データ入力初歩~」を公開している。

 

【公式ボカロ 使い方解説】VOCALOIDで遊ぼう!「かえるの合唱」でボカロ体験 ~第1回 データ入力初歩~