メルカリの研究開発組織 「mercari R4D(アールフォーディー)」(R4D)は1月28日、2月から新たに社会人博士支援制度「mercari R4D PhD Support Program」を導入することを発表した。

  • メルカリの社会人博士支援制度「mercari R4D PhD Support Program」

同制度では、メルカリの事業・経営に関する専門領域において博士課程への進学を希望するメルカリ社員を対象に、在学中の学費(入学金等含む、最大年間200万円程度を想定、原則3年間(研究内容によっては延長あり))を全額支給するほか、研究と仕事を両立し、個々人が最適な形で研究活動を設計できるよう、週0日から週5日の間で業務時間を選べるようになる。また、R4Dが機密情報の研究利用手続きのフォローなど、研究に必要な支援を行う。

制度を通じた学び直しの機会を提供することで、社員にとっては、メルカリに在籍しながらキャリアの再設計や新たな活躍機会の獲得が可能になる。またメルカリおよびR4Dは、これまでR4Dが扱ってきた量子情報技術、AI、ブロックチェーン、モビリティなどの研究開発領域にとらわれることのない分野に人材を派遣することができ、高度な専門知識を備え、イノベーションを起こしうる多様な人材の育成を強化する。

応募条件は、メルカリグループに2年以上在籍する社員で、直近の評価が一定の基準を満たすもの。研究分野は、メルカリグループのミッション達成に向けて有益であり、今後の経済発展や社会的課題の解決につながる研究テーマであれば不問。進学先は国内の大学院に限る。

「今後も社員の多様な学び直しやキャリア形成を支援し、経済発展や社会的課題の解決に貢献する人材の育成に注力するとともに、多様な人材が活躍できる環境の実現を目指してまいります」と同社。