鉄道・運輸機構とJR九州は27日、西九州新幹線の大村車両基地を3月20日に一般公開すると発表した。あわせてJR九州は、西九州新幹線武雄温泉~長崎間の各駅と新幹線車内にオリジナルの発車メロディー・車内メロディーを導入することも発表している。

  • 西九州新幹線N700S「かもめ」

大村車両基地(長崎県大村市)は西九州新幹線の車両メンテナンスを行う基地として、車両を留置し、定期的な検査と修繕を行う。一般公開は3月20日10~16時の開催を予定しており、開業準備の進む基地内に入り、留置しているN700S「かもめ」の車両・車内を見学できる。基地には駐車場がなく、当日はJR大村線大村駅から大村車両基地まで専用バスで移動することになる。

申込みは応募専用ウェブページにて、1月28日10時から2月14日10時まで受け付ける。募集人員は2,600人。1件あたり4名まで応募でき、応募者多数の場合は抽選となる。結果の通知は2月21日以降、メール送信にて行われる予定。基地内の混雑を避けるため、当選通知の際に入場できる時間を指定するとのこと。

  • 西九州新幹線N700S「かもめ」の車体

  • 大村車両基地の様子(写真 : 鉄道・運輸機構)

西九州新幹線で導入されるオリジナルの発車メロディー・車内メロディーについては、九州新幹線各駅(新鳥栖~鹿児島中央間)や博多駅(在来線)、D&S列車などの車内放送で現在使用しているメロディーの作曲者、向谷実氏に作曲を依頼したとのこと。発車メロディーは各駅ホームにて新幹線発車時の案内放送に使用し、車内メロディーは西九州新幹線を走行する新幹線車内にて駅到着時などの案内放送に使用する。