東日本旅客鉄道(JR東日本)は、モバイルSuicaに2つの新機能を追加すると発表。「おトクなきっぷ」(IC企画乗車券)が3月12日から利用可能になるほか、通学定期券のオンライン申し込みに2月13日から対応する。
おトクなきっぷがモバイルSuicaで利用可能に
おトクなきっぷ対応は、従来はカードタイプのSuicaで用意していた「おトクなきっぷ(IC企画乗車券)」をモバイルSuicaでも使えるようにするもの。「都区内パス」などが駅の窓口や券売機に立ち寄らずに、モバイルSuicaアプリで購入可能になる。
モバイルSuicaで発売する「おトクなきっぷ」は以下の通り。
- 「のんびりホリデーSuicaパス」
- 「都区内パス」
- 「東京フリーきっぷ」
- 「ヨコハマ・みなとみらいパス」
発売額や利用期間、フリーエリアなどはカードタイプのSuicaと共通(小児用設定はなし)。なお、前売り発売はしないため、利用日当日に購入する必要がある。また、既に改札に入場済みの場合や、モバイルSuica定期券を利用している場合は、これらのIC企画乗車券は購入できない。
その他、詳細については利用開始日前にモバイルSuicaのWebサイトで案内する。
通学定期券のオンライン申し込みに対応
モバイルSuicaで通学定期券を購入するときに、通学証明書をオンラインでアップロードできるようにする。
従来は、モバイルSuicaで新規/進級時に通学定期券(大学・専門学校用)を購入する場合、証明書類をモバイルSuicaサポートセンターに郵送する必要があった。2月13日以降は、通学証明書などの画像を所定の方法でアップロードすることで申し込み可能になる。
新規購入の場合は、モバイルSuica会員メニューサイトから申請を受け付け、継続購入(進級時)はモバイルSuicaアプリから申請可能になる。
なお、モバイルSuicaでの通学定期券の取り扱いは、大学・専門学校用のみ。小学生・中学生・高校生用と実習用の通学定期券は取り扱わない。郵送による申込みも継続する。こちらも詳細は準備ができ次第、モバイルSuicaのWebサイトで案内する。
新機能準備に向けてサービス一時停止。2月13日0時〜7時頃まで
新機能の提供準備に向け、2月13日午前0時〜午前7時頃までモバイルSuicaのサービスを一時停止する。
この時間帯はアプリへのログインを必要とするすべてのサービスを停止。アプリからの入金(チャージ)、定期券の購入などは行えなくなるが、チャージ済みの残高や、購入済みの定期券やグリーン券は利用可能だ。サービス再開後はアプリのバージョンアップが必要となる。