林商会はこのほど、遺品整理に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2022年1月11~16日、調査対象は遺品整理を経験したことがある個人、有効回答は100人。

  • 実際に遺品整理を経験してみて"悪い意味で"ギャップを感じた部分はどんなところですか?

    実際に遺品整理を経験してみて"悪い意味で"ギャップを感じた部分はどんなところですか?

遺品整理をした故人との関係を聞くと、「祖父母」が45.0%、「親」が42.0%、「義親」が8.0%、「その他親族」と「その他義親族」が同率の3.0%となり、血縁者が大多数を占めた。また、結婚後に義両親の遺品整理をしたことがある人でも、実際の手続きは血縁者である配偶者や他の親戚が行なっていたことがほとんどだったという。

実際に遺品整理で経験した悪い意味でのギャップを尋ねると、「親族間での関係性」(21.0%)がトップ。「故人と不仲だった親族と親しかった親族の間で遺品の処分に関しての揉め事が起きた。親しかった親族は故人の遺品を保存しておきたかったが、不仲だった親族が勝手に処分してしまった」(30代女性)などの声が寄せられた。以下、2位「故人宅の清掃」(19.0%)、3位「遺品管理のスケジュール」・「特にない」(各15.0%)、5位「相続問題」・「各種手続き面」(各8.0%)と続いた。

一方、実際に遺品整理で経験した良いギャップについても、「親族間での関係性」(26.0%)が1位を獲得。「なかなか連絡を頻繁に取る事もなくなってしまった遺族とも久しぶりに話す事ができた。昔の思い出話をする機会も減っていたのでうれしかった」(40代男性)といったエピソードが挙げられた。次いで2位「特にない」(19.0%)、3位「金銭面」(16.0%)、4位「故人宅の清掃」(13.0%)、5位「その他」(9.0%)となった。