JR四国は25日、新たな観光列車「伊予灘ものがたり」が4月2日の大洲編から運転開始すると発表した。新たな「伊予灘ものがたり」のデビューを記念し、初代車両と新車両が見学できる特別ツアーを4月1日に開催することも発表している。
新たな「伊予灘ものがたり」のデビューとなる4月2日の運転は特別ツアーとなり、詳細は決まり次第、発表される予定。「みどりの窓口」等での一般販売は4月3日運転分からとされ、2022年上半期は土日祝日ならびに金曜日(5月6日を除く)に運転予定だという。
車内で提供される事前予約制の食事は、初代「伊予灘ものがたり」に続きサポートレストランによる旬の食材を使用したこだわりの食事を提供する。これまで要望の多かった温かい料理のほか、道後編のアフタヌーンティーセットは従来の20食限定から予約した人全員に提供するなど、これまで以上に車内での食事を楽しめる内容となっている。
大洲編では、「ヨーヨーキッチン!」(愛媛県松山市)が「朝のひとときを味わう旬彩モーニング」(3,000円)を提供。双海編では、「レストランからり」(愛媛県喜多郡内子町)が「内子杉の木箱で彩る和杉膳」(5,500円)を提供する。八幡浜編では、「瀬戸内風仏蘭西料理レストラン門田」(愛媛県松山市)が「門田フレンチ ~伊予灘ミニコース~」(5,500円)を提供。道後編では、「Petit Paris ~パンのある暮らし~」(愛媛県松山市)が「伊予灘の菓織箱(アフタヌーンティーセット)」(3,500円)を提供する。食事を注文する場合、「食事予約券」の事前購入が必要とされ、「みどりの窓口」「旅の予約センター」に加え、新たに「JR四国ツアー」と「せとうち観光ナビ『setowa』」で販売開始する。
新たな「伊予灘ものがたり」のデビューを記念し、初代車両と新車両を見学できる特別ツアーは4月1日に開催。「伊予灘ものがたり」の初代車両はこのツアー終了後に廃車となるため、新旧車両を同時に見学できる最初で最後の機会になるとのこと。詳細については決まり次第、発表される。