女優の夏帆が、4月9日に写真集『おとととい』(SDP 3,520円/A4変形)を発売することが決定し、表紙と収録カットが公開された。

夏帆写真集『おとととい』 撮影:石田真澄 (C)SDP

同作は、昨年6月に夏帆が30歳を迎えるまでの2年間を追い続けた1冊。2018年に「カロリーメイト」の広告クリエイティブに当時19歳で抜てきされた23歳の若手写真家・石田真澄が撮影を担当し、被写体・夏帆との距離がだんだんと近づいていくように時間をかけてじっくり行われた。旅行に行ったり、ふとした散歩の様子を撮影したり、中には夏帆も意識することができない寝顔も。タイトル『おとととい』は、石田氏が子供の頃から使っている“一昨日の前の日”という意味の言葉で、イノセントでどこかノスタルジックな響きのする言葉を採用した。

今回公開された表紙と収録カットは、光が刻々と移り変わる繊細な瞬間を捉え、夏帆の感情のゆらぎを表現している。

コメントは以下の通り。

■夏帆
真澄ちゃんと過ごした時間が心地よくて、この時間がずっと続けばいいのにと思っていました。日常にある小さな揺らぎや、もう戻ることのできないあの時間が、たくさん詰まっている写真集です。こんな顔誰かに見せたことあるのかなっていう表情が切り取られていて、みなさんにお見せするのがなんだか気恥ずかしいですが、大切な記憶が散りばめられたこの本がどうかたくさんの人に届いてほしいです。

■石田真澄
夏帆さんと出会ってから、写真を撮る時の相手との心の距離をずっと考えていたなと思います。こんなに誰かとの距離の変化を意識していたのは初めてでした。夏帆さんは柔らかさと強さを併せ持っていて、いつ顔を合わせても安心と新鮮さがある方です。時間と記憶を共有してできた思い出を、水面からトプッと浮き出るように思い返しながら一冊にまとめました。大好きな写真たちが届きますように。