東京・神楽坂にブランド牛を使ったさまざまな肉料理を堪能できる「神楽坂 囲炉裏 肉よろず」が1月20日にグランドオープン。開店に先だって行われたメディア向け試食会に足を運んで絶品肉料理を味わってきた。
「神楽坂 囲炉裏 肉よろず」とは?
「神楽坂 囲炉裏 肉よろず」は、飲食店の経営、企画、総合プロデュースを手がけるアドリープが立ち上げた、精肉店・飲食店・通販サイトなどを総合的に展開する肉のセレクトショップブランド「肉よろず」の旗艦店としてオープンさせた肉料理店。
JR飯田橋駅から徒歩4分。名店が軒を連ねる神楽坂に堂々とした風格のある店構えが目を引く。看板と暖簾の「肉よろず」の文字は、落語家の真打、三遊亭志う歌師匠の毛筆によるもの。
モダンな佇まいの店内は、カウンター席とテーブル席合わせて38席が用意されている。しっとりとした高級感がありつつも、カウンター越しに囲炉裏と料理人の手さばきを眺めながらカジュアルに楽しめる肉割烹の趣だ。
産直のブランド牛を使った至極のメニュー
そんな雰囲気の良い店内で味わえるのは、山からの自然湧水のみで育った沖縄県産の美崎牛、オリーブを食べて育った香川県産のオリーブ牛など産直のブランド牛を使ったメニューの数々。
生食肉用食肉取扱者認定を取得しているお店ならではの生肉料理などを、単品、コースで堪能することができる。今回は少しずつおすすめメニューを試食させていただいた。
「純生 牛肉刺し オリーブ牛リブロース」(1,200円)
綺麗なサシが入っていて、とろける舌触りで実に美味。ほんのり控えめに香る秘伝の割り醤油が牛肉の味を引き立てている。生食用食肉取扱者認定を取得しているからこそ提供できる新鮮な逸品。
「雲丹肉の手巻き」(980円)
新鮮な純生牛肉と雲丹を海苔で巻いて食べる贅沢さ。口にほおばると、雲丹の味から新鮮な生肉へと美食のリレー。とろける肉質と雲丹の風味がたまらない。
「牛舌白味噌煮」(1,580円)
西京味噌と一番出汁、海老の出汁を少し入れて炊いている。柔らかく、しっかりとした食感も残した牛タンと大根に、味噌の味が染み込んでいてほっこりする優しい味。
「原始よろず焼き」(1,800円)
牛肉を串に刺して囲炉裏で豪快に焼き上げる様子も食欲をそそる、一番の名物メニュー。
試食ではイチボをいただいた。噛むごとにじわじわと口の中に広がってくる旨味が最高。少し甘さのあるタレもマッチしていて、余韻をいつまでも味わいたくなる。添えられたわさび、黒胡椒の塩漬け、佃煮をお好みで合わせても良し。
「リブとろ椀しゃぶ」(980円)
椀に入った純生牛肉に熱々の出汁を目の前で注いでもらうと、牛肉にほんのり火が通ったレアな状態に。出汁はかつお、昆布、まぐろからとったもので、肉に負けないような強めの出汁になっている。コースの中に出てくる一品ということで、他の料理とのバランスも考えられた上品で奥深い味付けが際立っている。
このほか、「純生 ユッケ」(1,580円)、「土鍋ごはん」(1,580円)、「焼きすき」(1,580円)など、気になるメニューが豊富にそろっている。どれも絶品な肉料理ばかりだが、特に生肉の美味しさに驚かされた。昨今ブームの熟成肉を食べることが多かっただけに、より一層新鮮に感じられた。
なお、2月9日には国産ブランド牛の精肉ギフト専門オンラインストア「NIKUYOROZU」もオープンする。オリーブ牛をメインに、今後は美崎牛、石垣牛、北海道ひこま豚など多数ラインナップしていくという。
デザイン性の高いパッケージに加え、鮮度を保つ真空パックで肉が一番美味しい状態でお届けできるので、ギフトにも最適。精肉販売業(精肉店)も2022年5月より本格的なスタートを予定しているとのことで、今後も「肉よろず」は要チェックだ。
■Information
神楽坂 囲炉裏 肉よろず
住所 : 東京都新宿区津久戸町3-20 イサミビル1F
営業時間 : 17:00~23:30(LO:フード 22:30 / ドリンク 23:00)
定休日 : なし