俳優の柄本佑が、31日に放送されるフジテレビ系月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(毎週月曜21:00~)の第4話に出演する。

  • 柄本佑=フジテレビ提供

柄本が演じるのは、時限爆弾を仕掛ける犯人。謎の暗号とともに爆弾の設置場所をネット上に予告していくのだが、とんでもない大事件を次々と企てているにもかかわらず、その最中に交通事故に巻き込まれ、記憶を失ってしまう。つまり、自分が時限爆弾を仕掛けた張本人なのに、そのことをすっかり忘れてしまっているという状況になってしまうのだ。

そんな事件を解決しようと奔走するのが、大隣署・強行犯一係のメンバー。果たして爆破を阻止することができるのか。そして今回の事件で整(菅田将暉)が果たす役割とは…。

柄本のコメントは、以下の通り。

――作品に参加することが決まった際のお気持ちは?

「原作は読んでいなかったのですが、一つ前のお仕事で、漫画家の役をやらせていただいた際に田村由美先生の作品を目にする機会があって、読ませていただいた時にすごく面白かったので、今回田村先生の作品だと聞いて“あ、面白そうだな”と思ったのが第一印象です。それで、原作を実際読んでみて“やっぱり面白いな”と思いました。あとはそういうこと関係無く、菅田さんとまた共演ができるのも受けさせていただいた大きな理由です」

――菅田さんとは共演2回目ですが、今回また一緒に演じてみて。

「まっすぐですよね。本当に雑味がないまっすぐさで、前作の共演の際もそうだったんですが、彼のひた向きなまっすぐさがとっても魅力的ですよね。一緒にやっていると、とってもすがすがしい気持ちにさせられるというか、ステキな役者さんだなと改めて思いました。前回の共演では起伏の激しいシーンが多かったのですが、今回は静かな会話劇で、そういったまた新しいシチュエーションで共演できて良かったなと思います」

――今回の役をどのように演じられましたか?

「とっかかりとしては、原作が漫画でビジュアルがすでにあるので、そのビジュアルを見つつ“びしょぬれになっている男”なので、びしょぬれが合えばいいなと思いました。あとは奇跡的に髪の毛を伸ばしている時期だったので、原作に似ているなという所で、割と無責任に“大丈夫だろうな”と思いながら演じました。ただ、根本には爆弾を仕掛けつつも“止めて欲しい”思いもどこかであってというようなあんばいも監督とも話し合いながらやりましたね。ただ基本的には記憶喪失になっているので、記憶が戻るまでは、背景なんかは割と度外視して演じていました」

――ご自身の中で大切にしている言葉・格言があれば教えてください。

「色々ありますが、母に言われた“この仕事は待つのと、がっかりに慣れるのが仕事だ”と言われたのが比較的ずっと残っていますかね」

――視聴者へのメッセージ、4話の見どころは?

「割とサスペンスフルな感じのお話で、場所も移動することなくずっとしゃべっている中でも絶対的な緊張感を保ったまま楽しんでいただけると思うんですが、あるところで割とすっとぼけたような、抜けの良いシーンがあったりしますので、そんな全体の中の箸休め的なシーンも含めて楽しんでいただけたら良いなと思います」

(C)田村由美/小学館
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