エプソンは1月20日、インクカートリッジを採用した家庭用インクジェット複合機「カラリオ」の新製品「EP-884A」「EP-814A」「EP-714A」を発表した。スマホからのプリント機能を強化したほか、購入時のセットアップもスマホを使って分かりやすくできるようにした。価格はオープン。2月3日より発売する。

  • カラリオの売れ筋モデル「EP-884A」。写真はホワイトモデル

EP-884A

EP-884Aは、プリンタ / コピー / スキャナの機能を備えるA4インクジェット複合機。予想実売価格は3万円台中盤。ラインナップは、ホワイト(マット)、ブラック(光沢)、レッド(光沢)の3色。天面はドットマットシボ仕様で傷や汚れが付きにくく、フラットデザインのため一時的に物を置いておける。

  • ブラックモデル

  • レッドモデル

インクシステムは、シアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの基本4色に、ライトシアン/ライトマゼンタを加えた6色独立型の染料インク。印刷解像度は5,760×1,440dpiと高く、写真、文書ともに美しくプリントが可能だ。印刷速度はL版写真で約13秒、A4写真で約50秒。インク/用紙の合計コストは、L判写真で約22.7円、A4カラー文書で約13.2円。

給紙システムは、前面2段、背面1段の3Way構成。前面には2段合計で最大100枚の用紙をセットでき、はがきと普通紙など異なる用紙の組み合わせのセットにも対応。背面は手差し用だ。標準で自動両面印刷とディスクレーベルプリント機能も搭載する。操作パネルには、文字が大きくて見やすい4.3型のタッチパネル液晶を実装。パネル部は90度までチルトするので、見やすい角度で使用できる。

スマートフォンとの連携機能も充実しており、アプリ「Epson Smart Panel」を使うことで、簡単に写真や文書などのプリント、スキャン、コピーが行える。商品購入時の初期セットアップやWi-Fi設定などもスマホアプリから実行可能だ。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。スキャン時の光学解像度は1,200×4,800dpi。本体サイズはW349×D527×H184mm(使用時)、重さは約6.8kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11、Mac OS X 10.6.8以降。

EP-814A

EP-814Aは、操作パネルが2.7型液晶のモデル。予想実売価格は2万円台後半。印刷速度はL版写真で約13秒、A4写真で約61秒。インク/用紙の合計コストは、L判写真で約32.5円、A4カラー文書で約18.8円となっている。本体サイズはW390×D598×H196mm(使用時)、重さは約6.8kg。そのほかの仕様はほぼ共通。

  • 中堅モデル「EP-814A」

EP-714A

EP-714Aは、操作パネルが1.44型液晶のエントリーモデル。予想実売価格は2万円台前半。給紙システムは前面1段で、普通紙100枚をセット可能。ハガキの場合は最大40枚となる。自動両面印刷には非対応で、印刷速度はL版写真で約17秒、A4写真で約67秒。インク/用紙の合計コストは、L判写真で約32.5円、A4カラー文書で約18.8円となっている。スキャン時の光学解像度は1,200×2,400dpi。本体サイズはW390×D504×H163mm(使用時)、重さは約5.9kg。そのほかの仕様はほぼ共通。

  • エントリーモデル「EP-714A」