トヨタ自動車の新型「ランドクルーザー」ですらめったにお目にかかれないのだから、ランクルの上級版ともいえるレクサスの新型「LX」には、いつになったら出会えるのだろう……。そんな風に思っていたら意外や意外、早くも実物を見ることができた。

  • レクサス「LX」のカスタムバージョン

    レクサスの新型「LX」(カスタム済み)に遭遇!

オフロード仕様をさらにタフにカスタム

「LX」は1996年に北米でデビュー。日本には2015年に導入となった。悪路走破性と上質な乗り心地を両立するレクサスのフラッグシップSUVという位置づけで、2021年12月末までに約50の国と地域で累計約51万台を販売している。

新型LXは2022年1月12日に発売となったばかり。ベースとなるトヨタの新型ランドクルーザーが大人気で、コロナや半導体不足が重なったこともあり、納車までに2年かかるとか、それ以上ではなどといった話を聞いていたので、LXを街で見かけるのはいつになるのかと思っていたら、「東京オートサロン2022」に1台、展示してあった。ジャオス(JAOS)という会社が手掛けたカスタムバージョン「LX600“OFFROAD”JAOS ver.」だ。

  • レクサス「LX」のカスタムバージョン

    「東京オートサロン2022」で見つけたレクサス「LX」のカスタムバージョン。写真で見ても大迫力だった巨大なスピンドルグリルだが、実際に見ると存在感は抜群だ

このカスタム版LXは、「お客様へ多様な体験を提供したい」というジャオスとレクサスの思いを具現化したモデルとのこと。「LX600“OFFROAD”」というグレードのLX(1,290万円)をベースに、ジャオスならではのラギッド感を強調したカスタマイズを施したという。

  • レクサス「LX600“OFFROAD”」

    ベースとなった「LX600“OFFROAD”」はこんなクルマ

エクステリアでは、フロントとリアにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製パーツのバンパースキッドプロテクターを採用。オーバーフェンダーもCFRP製だ。ホイールは、海外のラリーレイドにも参戦している「TEAM JAOS」が鍛え上げたENKEI製20インチアルミホイールに。これらのカスタムにより、LX600“OFFROAD”が持つパフォーマンスの高さを際立たせたそうだ。

■カスタマイズ仕様一覧

  • フロントスキッドプロテクター(CFRP仕様)
  • リアスキッドプロテクター(CFRP仕様)
  • オーバーフェンダー type-R(CFRP仕様)
  • 20インチアルミホイール(JAOS TRIBE CROSS 20x9.0J チタニウムゴールド)
  • 20インチオールテレインタイヤ(TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/TⅢ 285/55R20 国内未発売)
  • マッドガードⅢ(参考出品)
  • ドアハンドルプロテクター
  • マフラーカッター(参考出品)
  • レクサス「LX」のカスタムバージョン
  • レクサス「LX」のカスタムバージョン
  • 随所にCFRP製パーツを取り入れたレクサス「LX」