ピークスは、「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー 2022」にて日本ブランドとして初めてアンカー「PR9」が「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー 2022」を受賞ことを1月20日に発表した。
「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー」は、日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催する、その年の自転車No.1を決めるアワード。実行委員会は自転車ジャーナリストや自転車メディアの代表者などの選考委員で構成され、スポーツバイクユーザーがよりスポーツバイクを楽しむための話題づくりを目的として毎年開催している。
ノミネートされたのは、月刊誌『バイシクルクラブ』の2021年1月号から2022年1月号までに掲載されたロードバイク(2022年モデル)を中心に、フルモデルチェンジしたモデル、ブランニューモデルを中心にリストアップし、日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー選考委員の投票により選ばれた10モデル。2021年11月下旬に全車種を集めて行われた選考試乗会を経て、No.1を決定した。選考委員9名の持ち点は各10ポイントで、1モデルへの配点は最高3ポイントまで。各モデルの得点を集計し、最高得点を得たモデルを「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2022」とする。
「日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2022」を受賞したアンカー「RP9」は、日本ブランドとして初めてベスト10にノミネートされ、さらに海外ブランドとの激戦を制しての初受賞となった。
「速さだけではない“走りの質の高さ”」を評価されており、選考委員からは「軽快な反応性を生む硬さをもちながら、脚への優しさも感じるバランスのよさ」(ハシケン)、「脚当たりのよさと世界トップレベルの性能をここまでバランスさせたフレームは少ない」(安井行生)、「高い次元で速さと乗り心地のよさを最適化できる夢のような時代がきた。RP9はその象徴だ」(山口博久)といったコメントが寄せられた。総括では「RP9を開発したアンカーのバックグラウンドにあったのは、東京 2020 オリンピックを目指したトラックバイクの開発で培った技術。そういう意味でRP9は、単に『優秀なロードバイク』であるだけでなく、日本の自転車競技界あるいはスポーツ界という大きな枠組みのなかでも、エポックメイキングなバイクとして後世に名を残したといえる」と評価されている。
なお今回ノミネートされた10モデルは、アンカー「RP9」、ビアンキ「スペシャリッシマディスク」、カレラ「フィブラディスク」、サーヴェロ「R5」、チャプター2「トア」、ルック「795ブレードRSディスク」、メリダ「スクルトゥーラ チーム」、オルベア「オルカエアロ」、ピナレロ「ドグマF」、ヨネックス「カーボネックスHRディスク」。