トヨタ自動車はこのほど、ミニバンの「ノア」と「ヴォクシー」をフルモデルチェンジして販売を開始した。なお、ハイブリッド車は2022年1月下旬よりの生産となる。
トヨタが2001年11月に発売した「ノア」と「ヴォクシー」は、乗り降りしやすいスライドドア、多くの人や荷物を乗せられる広くて快適な室内空間など、ミニバンならではのうれしさを徹底して追求したコンパクトキャブワゴンとして開発したモデルだ。日本の家族に愛され育まれたクルマとして、今でもファミリーを中心とした多くのユーザーに支持されている。
4代目となる新型「ノア/ヴォクシー」は、"みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる"、「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして誕生した。
クルマの骨格となるプラットフォームには、TNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。初代から受け継ぐ優れた「パッケージング」、「使い勝手」の良さなどの"うれしさ"をいっそう深化させるとともに、最新の先進装備を採用することでミニバンとしての魅力をさらに追求している。
「ノア」は「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」、「ヴォクシー」は「先鋭・独創」をキーワードとして、特長をより際立たせた個性的な3つの世界観でデザインした。
さらにウェルキャブ(福祉車両)では、車いす仕様車の大幅な商品強化に加え、型式指定自動車の設定を拡大するなど、ラインアップも充実させた。
メーカー希望小売価格は「ノア」267万円〜389万円、ウェルキャブ(型式指定自動車)「ノア パワートレーン Dynamic Force Engine2.0(M20A-FKS)+Direct Shift-CVT(10速シーケンシャルシフトマチック)」277.3万円〜332.5万円、同「ノア パワートレーン リダクション機構付のSeries Parallel Hybrid(2ZR-FXE)」315.3万円〜352.6万円。
「ヴォクシー」は309万円〜396万円、ウェルキャブ(型式指定自動車)「ヴォクシー パワートレーン Dynamic Force Engine2.0(M20A-FKS)+Direct Shift-CVT(10速シーケンシャルシフトマチック)」315万円〜333.4万円、同「ヴォクシー パワートレーン リダクション機構付のSeries Parallel Hybrid(2ZR-FXE)」346.8万円/357.2万円。
ウェルキャブ(メーカー完成特装車)は「ノア パワートレーン Dynamic Force Engine2.0(M20A-FKS)+Direct Shift-CVT(10速シーケンシャルシフトマチック)」277.8万円〜360.9万円、「ヴォクシー パワートレーン Dynamic Force Engine2.0(M20A-FKS)+Direct Shift-CVT(10速シーケンシャルシフトマチック)」316万円〜365.5万円。
いずれも北海道、沖縄のみ価格が異なる。