大和ネクスト銀行は1月18日、「『シニアが考える若年層イメージ』と『若年層の実態』に関する調査」の結果を発表した。調査は2021年12月3日~5日、全国の60歳~79歳のシニア層の男女500名と、20歳~29歳の男女500名(学生除く)を対象にWEBで行われた。

  • シニアが考える若年層の『おこづかい』

    シニアが考える若年層の『おこづかい』

シニア層に、若年層のおこづかい(自由に使えるお金)は、1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、「1万円~2万円未満」(14.6%)、「2万円~3万円未満」(28.2%)、「3万円~5万円未満」(34.6%)、「5万円~10万円未満」(19.2%)に回答が集まり、平均は2万7,784円という結果に。

一方、若年層に自身の「おこづかい」を教えてもらったところ、「1万円~2万円未満」(22.0%)、「3万円~5万円未満」(18.2%)、「5万円~10万円未満」(14.8%)が多く、平均は2万4,657円となり、“おこづかいが2万円未満”という若年層の割合はシニアのイメージの約2.8倍だった。

  • シニアが考える若年層の『自己研鑽費用』

    シニアが考える若年層の『自己研鑽費用』

続いて、シニア層に対し、若年層の「自己研鑽にかけている費用」は1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、平均9,605円という結果に。しかし、実際には「0円」(73.6%)が圧倒的に多く、平均で1,758円と、シニアが考える若年層の自己研鑽費用より7,847円も低いことが明らかに。

同様に、シニア層が考える若年層の「推し活にかけている費用」は、平均で月7,956円。しかし、実際には、「0円」が71.8%、「~3千円未満」が9.2%、「5千円~1万円未満」が7.0%、「1万円~3万円未満」が6.8%と、平均2,525円という結果に。シニアが考える若年層の推し活費用より5,431円低かった。

  • シニアが考える若年層の『貯蓄額』

    シニアが考える若年層の『貯蓄額』

シニア層が考える若年層の「貯蓄額」は、平均で132万円。一方、若年層に自身の「貯蓄額」を聞いたところ、「0円」(21.4%)が最も多く、次いで「100万円~200万円未満」(13.4%)、「10万円~30万円未満」(11.4%)と続き、実際の平均は183万円という結果に。また、「200万円以上(計)」は31.6%となり、“貯蓄額が200万円以上”という若年層の割合はシニアのイメージの約1.9倍だった。

また、シニアが考える、若年層がリタイアまでに準備できると思う「老後の生活資金」は、平均で2,012万円。一方、若年層が自身が『リタイアまでに準備したいと思う老後の生活資金』は、いくらくらいか聞いたところ、「1,000万円~2,000万円未満」が20.0%、「2,000万円~3,000万円未満」が24.6%と、平均は2,664万円。シニアが考えているよりも652万円高い結果となった。