“第6波”が日本に訪れ、日々報告される患者数もかなりのものになってきた新型コロナウイルス感染症。SNS上でもちらほらと陽性だったことを投稿する人が散見されるようになったほか、イベント参加等でPCR検査を受けたところ、無症状ながら陽性だったというパターンなども見られるようになりました(筆者の主観的な印象です)。

ついに1月21日から「まん延防止措置」が13都県で適用されることが決定し、感染拡大に拍車がかかっていることは明白。そこで今回は、新型コロナウイルス感染症に絞った保険に加入して“もしも”の事態に備えてみようと思います。

  • スマホで保険に加入してみた

PayPayアプリでコロナ保険の存在を知る

とはいえ、なにも突然コロナ保険に加入しようと思い立ったわけではありません。普段使いしているPayPayのゴチャゴチャしたメニューの中に、「オミクロン」という物騒なワードが見えて初めて気づきました。なんでも『PayPayほけん』なるサービスを展開しており、アウトドアやドライブ、物損に対応する保険をPayPay経由で販売しているとのこと。

  • よく見ると真ん中あたりに「オミクロン対策」の文字が

PayPayほけんでは、新型コロナウイルスに対して「コロナお見舞金」を提供中。医師に新型コロナと診断された場合、保険金5万円を受け取れるとあります。3カ月500円から加入でき、PayPay残高で支払えるとのこと。PayPayの登録情報をもとに加入するので、手続きはPayPayアプリ内で完結する簡潔な仕様です。

「いいじゃん加入しよう~」と思いましたが、よく見ると『最前線で社会を支えるあなたに』とあります。調べてみると、どうやら独自に定めるエッセンシャルワーカーを対象にしていることがわかりました。

  • PC版ページから抜粋した対象の業種

自分の業務は全くエッセンシャルではないと思っていましたが、この一覧では「メディア」の「ネット関係者等」あたりに含まれている気がしないでもありません。ともあれ、他の保険を調べる前に加入するのも早計かなと思ったので、一旦取りやめました。

第一生命の「コロナminiサポほけん」にした

Google検索で「コロナ 保険」とざっくり調べたところ、太陽生命の「保険組曲Best」、第一生命の「コロナminiサポほけん」、PayPayほけんの「コロナお見舞い金」、justInCaseの「コロナ助け合い保険」がヒットしました。保険組曲Bestは「最高60万円受け取れます」とトップに大きく書いてあって少し惹かれましたが、保険料の見積もりが面倒でパス。justInCaseは月あたりの保険料が少し高かったのでパスしました。

  • 他にもあるかも

第一生命の「コロナminiサポほけん」は、かんたんに加入できてよさそう。エッセンシャルワーカーに限定されている様子もありません。保険料は3カ月で890円と、PayPayほけんより390円高いですが、10万円の一時金はPayPayの2倍。このあたりが決め手になり、アカウント登録の必要はありますが、今回は第一生命の「コロナminiサポほけん」に加入することにしました。

手続きはとてもシンプルで、重要事項説明書や約款をしっかり確認したあと、名前や住所、電話番号を入力し、クレジットカードで保険料を支払うだけでした。個人的に重要だと感じたのは、14日を経過してから保障が始まる点と、3カ月経ったときに自動で更新される(打ち切ることも可能)ことくらいでしょうか。もし加入を検討する場合は、ご自分でよく確認してみてください。

  • 引受保険会社は第一スマート少額短期保険株式会社で、募集代理店を第一生命が務めています

  • 筆者は直接第一スマート少額短期保険のアカウントを作成しましたが、他サービスのアカウントを連携しての加入もできるそうです

890円の保険料で万が一に備えられるなら、高くないどころか割安な印象です。ちなみに、保険料は感染者数の増大や社会情勢によって変動するとしており、2021年1月頃のイギリス並に爆増すると8,090円まで引き上がるそう。自分にできることをしっかり遵守しつつ、この日々を乗り切っていければと思います。

  • 重要事項説明書を見てみると、890円は最安値なのかも。2月1日の感染拡大状況によっては、保険料が引き上げられていることもありそうです

2月1日追記:2月1日時点では、保険料が3,840円/3カ月に改定されていました。今後の感染者数によってはさらに価格が改定される可能性もあるので、加入にあたっては改めて加入時点での保険料を確認してください。