ヤマハ発動機は1月17日、同社のニュースレターにて「100%水素エンジン」の可能性について発表した。
同社では、およそ5年前に着手した自動車用水素エンジンの開発を通じ、もともと水素エンジンが操作しやすい特性を持つ事のほか100%水素を燃料とするエンジンが扱いやすい動力特性を持っていることに注目。100%水素エンジンにおいて、ガソリンの代用を超える可能性が広がったとしている。
2021年11月には、川崎重工業、SUBARU、トヨタ自動車、マツダとの5社で、カーボンニュートラル実現に向けて内燃機関を活用した燃料の選択肢を広げる挑戦についての共同発表を実施。会場では、トヨタ自動車からの委託により同社が開発したV型8気筒水素エンジンを披露した。
また、2021年スーパー耐久シリーズにおいてもトヨタ自動車、デンソー、ケン・マツウラレーシングサービスとの5年にわたる共同開発による水素エンジンを搭載したトヨタカローラが参戦している。
同社では、川崎重工業をはじめとする各社とともに二輪車用水素エンジンの共同研究の可能性についての検討もスタートしたとのこと。