「早く大人になりたい」10代の頃はそう考えていましたが、いざ大人になった現在、我が身を振り返ってみるとどうでしょうか。ある漫画が「わかりみが深い」と話題になっています。

投稿者は1月18日より雑誌「漫画アクション」(双葉社刊)で『レイラの保護者はバンドマン!』の連載をスタートした、漫画家の灰音アサナさん(@asana1988)です。その大人の姿とは……?

あんなに10代20代悩んでいたりしたのに30代になったら楽しいだけが残って精神年齢が逆行したっていう話(@asana1988より引用)

  • (@asana1988より引用)

10代の頃は「大人になりたい」、20代は「社会人としっかりしなきゃ」と思っていますが、30代ではペンライトを振りながら「たーのちー!!!!!!」。そう、ペンライトふるの、めっちゃたのちい!!!! 「オタクとしての年月が長くなりすぎると精神年齢が4しゃいくらいに逆行する」と欄外でも説明されていますが、オタクとして年を重ねるほどオタク活動が楽しくなることもありますよね……。

この漫画に「わかりゅ」「まるで自分の事言われてるみたいだ」「今マジでこれ」「まんまオレだ……でも楽しいからヨシ」と共感する方多数。

「まったくわかるし、自分の意思で自分の稼ぎで自由に生きられるというのができるということはこれが『大人になった』ということなのかもしれない」「すごいわかる、お金もあるから今が1番楽しい」と、社会人になってお金や時間を自分の意志で自由にできるからこそ楽しめる、という声も寄せられています。

共感多数のこの投稿、投稿した灰音さんにお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――この漫画を投稿されたきっかけは?

「30歳前後で大体の事は経験しちゃうから、その後の人生は刺激も楽しさも少なくなる。」という話題を見たことです。それどころか歳を重ねていくごとにオタ活が楽しくなっていっていると常々思っており過去に描いていたので、このタイミングで再掲しました。

――「わかる」「自分だ!」と大きな反響が寄せられています。反応に対してご感想はありますか?

これをきっかけに作品も読まれて欲しいです。と作家みんな思うやつです。


なお、灰音アサナさんは1月18日から雑誌「漫画アクション」にて『レイラの保護者はバンドマン!』の連載をスタートされています。

バンド文化を拗らせている保育園児と、ビジュアル系バンドマンの日常コメディですで、バンギャやオタクあるあるを交えつつ、子どもと大人のやりとりが楽しい作品になっているそう。

また『地味姫と黒猫の、円満な婚約破棄』(モンスターコミックス、双葉社刊)のコミカライズも担当されています。気になった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

精神年齢がなぜか逆行しつつも楽しい"オタク活動"、40代、50代とこの先年齢を重ねても楽しみ続けたいものですね。