テレビ東京の新ドラマプレミア23枠『ユーチューバーに娘はやらん!』(毎週月曜23:06〜23:55)のオンライン会見が16日に行われ、金子ノブアキ、戸塚純貴、遠藤憲一、西浦正記監督が登場した。
同作は秋元康が企画・原作を務めるオリジナルドラマ。結婚式を迎え父・総一郎(遠藤憲一)とバージンロードを歩く主人公・平千紗(佐々木希)の前に、ハイスペックで安心・安定のテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)と、“好き”を貫く登録者数100万人超えの人気ユーチューバー・タックタック(戸塚純貴)が現れ、前代未聞のありえない披露宴が始まる。
主演の佐々木は、発熱はなかったものの急遽体調不良のため大事をとって不参加に。戸塚は「かわいいですよね。かわいい4人でやってます」と紹介し、金子は「キャピキャピいきましょうよ」と笑顔を見せる。
撮影のエピソードを聞かれると、遠藤は「1話の本を読んだとき、『ビートたけしさんのマネをする』と書いてあったんですね。俺ものまね苦手なんですよ。だからすぐプロデューサーさんに連絡取ってもらって『ものまねの部分はカットしてもらえませんか?』と言ったら、後日『秋元さんからの伝言です』って……『それは絶対やってもらわないと困ります』っていう伝言が来まして」と裏側を明かす。「とりあえず一生懸命練習して1話は何とかやって。でも2話3話4話ってどんどん違う人のものまねになって……すべて似てません! ご本人とか家族の方、その人たちのファンの方に、先に謝っておきます!!」と、苦労しているという。
戸塚が「そっくりですよ。本編見ていただければわかりますけど、そっくりですから!」とフォローするも、遠藤は「(今までものまねは)やったことないですね。例えば『ルパン三世』ってだいたいできるらしいのね。だけど俺出来ないから。俺のイメージでは『ルパン三世だよ~』……って名乗ったらだめらしいんだよね、ものまねって。まだものまねが続くらしいんですけど……今回は不思議なお仕事です」と苦笑していた。
テレビ局員役の金子は「テレビ局で実際撮影することが多くて、たくさんお邪魔してるんです、テレビ東京さんに。『テレビ東洋』のプロデューサーの役なんで、略してテレ東なんですけど、テレビマンの今とこれからみたいなところの描き方とかも、テレ東さんらしいユーモアを交えて……それでもやっぱり意思表示みたいな感じることが多くて。テレビが作るテレビマンっていう役なので、その辺の責任もあるなと思いながら楽しくお伝えできればなと思っております」と語る。「テレ東さんのスタンス大好きです。『何でもOKなんで』とか言ってくるところとか」とラブコールも送った。
YouTubeの撮影を実際にやっているという戸塚は、「ドラマの撮影とはまた違う、またバラエティ番組の撮影とはまた違う……すごく新鮮な経験をたくさんしてますね。背中に送風機を背負って自転車を全速力で漕いだら何キロ出るかっていう企画やったんですけど、もう寒すぎて、冬にやる企画じゃないだろっていう」と体を張っている様子。「お正月初めの方の撮影で気合入ってたから、ダウンとか脱いで、『薄着で僕これやりますよ』みたいに言ったんですけど、いまだにそれを後悔してますね。でも鼻水をつけた方が面白いんじゃないかっていうので、鼻水つけてもらったんですけど、本当に寒いから本物の鼻水が出て、結局付けなくてよかったねっていう。夏にやりたかった企画でした。これから多分どんどん見たことない企画も、もしかしてやっていくのかなと。ちょっと楽しみにしています」と語った。
遠藤はさらに「印象に残ってるのが、望ちゃんが1話にウエディングドレスで出てくるんですね。(写真を見てドレスの)下が結構ぶわーっと長いんですよ。だから初日、披露宴会場で4~5人が(ドレスの裾を)抱えて大群衆で移動してるのが、2日目になったらめっちゃ1人でシャッシャって(颯爽と歩いてて)……何がどうなっちゃったの? って!」と佐々木のエピソードも。「あっという間に自分のものになっちゃって。ウエディングドレス着た親分みたいになっちゃって! あれはちょっとびっくりしました。もう体の一部なんだよね。尻尾みたいになっちゃって」と楽しそうに振り返っていた。