俳優の稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ『恋のすべて』のチラシビジュアルが18日、公開された。
稲垣と作・演出の鈴木聡氏のタッグは本作で7本目。音楽監督に新たに青柳誠氏を迎え、「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。
稲垣が演じるのは、世間の裏表を知る中年探偵のニック・テイラー。ある日、ニックの探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しいニックは、気乗りせぬまま引き受け、一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂いはじめ……。稲垣が歌い、踊り、女性を恋に落とす。
相手役には花乃まりあ、そのほか、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一らが出演。今回公開されたチラシビジュアルは、役柄とキャスト自身の魅力が絶妙にマッチした生き生きとしたビジュアルに。デザインにもキャストの衣装にもピンクを用い、華やかな仕上がりになっている。
稲垣は「鈴木聡さんとのタッグは今回で7作目。毎回とても素敵な役でしたが、『依頼内容は恋に落とすこと』、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです」とメッセージ。
鈴木氏は「1920年代から1930年代のアメリカ文化に惹かれます。狂騒のジャズエイジから、ほっと一息ついたラジオデイズへ。華やかでスタイリッシュ、それでいて、繊細でせつない。だからでしょうか、この時代、稲垣吾郎さんに似合う感じがするのです。以前、この時代を舞台にした吾郎さんの芝居を僕は書いています。『魔法の万年筆』(2007年)。この時はフィッツジェラルドに憧れる若き小説家を演じてもらいました。『恋のすべて』では、大人の渋さを身につけた吾郎さんに、世間の裏表を知る中年探偵を演じてもらおうと思います」と説明し、「笑いとロマンティックいっぱいの大人のエンターティメント。約束します、絶対、楽しい。是非、ご覧ください」とアピールしている。