「Job総研」を運営するライボは1月7日〜12日の期間、「転職の本音と建前調査」を実施し、その結果を1月17日に発表した。調査は1年以内~10年以上の勤務者かつ20~1000人以上規模の会社に所属している、全国の20~69歳男女638名の社会人を対象にインターネットにて行われた。

  • 面接で転職理由の本音を話すべきだと考えますか?

はじめに、転職経験のある社会人に「面接で転職理由の本音を話すべきだと考えますか?」と質問したところ、 56.0%が「はい」、44.0%が「いいえ」と回答。調査結果から、おおよそ過半数の転職者が面接では本音の転職理由を話していることが分かった。

「転職理由は本音で話すべき」と選んだ人は、「企業とのミスマッチを防ぐため」や「嘘はバレるため」という意見を多く挙げていた。建前や嘘で塗り固めた転職理由は、後々ボロが出て自分を苦しめることになるだろうという意見が多かったとのこと。

一方、「転職理由は建前で話すべき」と選んだ人は、「合格することが大事なので、そのためには本音だけでなく建前も必要」や「転職理由がネガティブなものであるため、伝えると印象が悪くなってしまう」というものだった。

  • 転職理由の"本音"を教えてください

続いて、転職経験者が選んだ転職理由の本音を調査。

1位は「報酬をあげたい(35.0%)」、次いで「職場の人間関係が合わない(10.7%)」となった。また、3位は同率で「会社のビジョンや方向性に疑問を感じる(10.0%)」と「自身の働き方を見直したい(10.0%)」がランクイン、5位が「会社の将来に不安を感じる(8.0%)」という結果に。

  • 転職理由の"建前"を教えてください

一方、職理由の建前で1番多く意見を寄せられたのは、「専門スキルや知識を発揮したい(25.5%)」となった。

2位は転職理由の本音で1位だった「報酬をあげたい(12.2%)」、また3位は「自身の働き方を見直したい(11.6%)」がランクイン。4位は「他業種に挑戦したい(10.5%)」5位は「会社の将来に不安を感じる(10.3%)」という結果に。

転職理由の建前で1番多い理由は「専門スキルや知識を発揮したい」となった。反対に、転職理由の本音で上位にランクインをしていた職場の人間関係や会社への不満が下位にラインクインしていたため、人間関係や会社への不満は伝えにくいと分かるとのこと。