テレビ朝日系新ドラマ『となりのチカラ』(20日スタート毎週木曜21:00~※初回拡大)の制作発表記者会見が17日、都内某所で行われ、松本潤、上戸彩、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜(なにわ男子)、浅野和之、風吹ジュン、松嶋菜々子、脚本を務める遊川和彦氏が登壇した。
今作は、ドラマ『家政婦のミタ』(11年)や『過保護のカホコ』(17年)で知られる人気脚本家・遊川氏によるオリジナルドラマ。松本演じる、思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男・中越チカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、強い繋がりを持っていく様子を描く社会派ホームコメディだ。
湯川氏は「30年以上脚本家をやっていますが『となりのチカラ』は僕の中で最高傑作だと思っています。いつもこの作品が遺作になるかもしれないと思いながら頑張って書いていますが、今回自分の中ではとても満足していて。無理難題を聞いてくれて、チャレンジしてくれて、素っ頓狂なこともしてくれる素敵なキャストが集まって、本当にいい作品になっている」と自信を覗かせた。
ソニンは役者を始めたデビュー作以来、19年ぶりの共演となる上戸彩とスタジオのメイクルームで再会した際に、うれしくて涙が出そうになったという。またクリスマスの撮影を「松本さんもそうですし、皆クリスマスプレゼントを用意してくださっていたんですよ。松嶋さんなんて、現場にいなかったのにプレゼントだけ現場入りしたんです!」と興奮気味に振り返ると、松本も「かっこよかったよね、豪華なプレゼントで」と頷く。ソニンが「愛にあふれたクリスマスでした。私は用意していなかったので、お返しにと思って『キムチ漬けるけどいる?』と」と上戸に手作りのキムチを渡したことを明かすと、上戸は「すごく美味しかったです。大根はシャキシャキで、甘さと辛さがちょうど良くて」と語った。
また、清水が「松本さんのお芝居や現場での立ちふるまいをそばで見させていただいて、役者としても勉強しているし、人としても皆さんに助けられています。大先輩方に囲まれながらも、唯一長尾くんという年の近いキャストもいて、元気をもらって毎日楽しく撮影しています」と話すと、上戸が小声で「M-1の話は?」と問いかける。清水は1回戦の動画からすべての漫才をチェックするほどのM-1好きだといい、上戸は「M-1が終わったあとに、すごい笑顔で、あぁでしたね、こうでしたねって。『僕家に帰ったらもう1回M-1見ます! もう2回見たんですけどね!』って言っていて、清水くんの笑顔がめちゃくちゃ見れて嬉しかったです」とニッコリ。
風吹は松本との出会いを「4分の1世紀ぶりの再会。出会ったときは今の謙杜くんよりずっと若かった」と振り返り、「大人になった松本さんの仕切りや立ちふるまいを見ていて感動するものがあります」と感無量の表情。続けて「M-1で言いますと「私も敗者復活戦から見て、一生懸命票を入れています」と明かし、共演者を驚かせていた。