テレビ朝日系新ドラマ『となりのチカラ』(20日スタート毎週木曜21:00~※初回拡大)の制作発表記者会見が17日、都内某所で行われ、松本潤、上戸彩、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜(なにわ男子)、浅野和之、風吹ジュン、松嶋菜々子、脚本を務める遊川和彦氏が登壇した。
今作は、ドラマ『家政婦のミタ』(11年)や『過保護のカホコ』(17年)で知られる人気脚本家・遊川氏によるオリジナルドラマ。松本演じる、思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男・中越チカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、強い繋がりを持っていく様子を描く社会派ホームコメディだ。
上戸が演じるのは、松本演じるチカラの妻で現在アパレルショップの店長を務める灯。上戸の印象を聞かれた松本が「上戸彩という人物が、なぜこんなに好感度が高いのか、現場でよく分かります」と答えると、上戸は「もっと言って」と微笑む。「ものすごくちゃんとしてるし、明るいし、笑顔が絶えないし、太陽のような存在なので、僕は本当に助けてもらってます」と説明したあとも上戸に「それで?」とさらに続きを促され「これくらいでいいんじゃない?(笑)」と松本が止める場面も。
上戸が同じ高校の先輩だった松本について「私が高校1年生のときに、松本さんは3年生だったんですけど、当時から3学年全部をまとめていたリーダー」と振り返ると、松本は「そんなことないよ!(笑)」と笑顔で否定。続けて上戸は「今も変わらず座長として、皆を引っ張っていく姿は変わらない。湯川さんも松本さんも考えていることを全部言葉にするタイプなので、クオリティの高い作品に仕上がっているなと日々感じます。『さっきのほうが面白かったな』『もう1回こっちでやってみて』とか、お芝居に関しても色々言ってくれますし、プライベートな話もしやすいですし、どんな私も受け止めてくださって、プロ意識の高い方」と松本の魅力を語り、「スタッフさんの名前を全員覚えているのも本当に尊敬しますし、パーフェクトだなって。こうなりたくても、才能がないとなれないなと思います」と絶賛した。
また、今作の松本は上戸演じる妻に“尻に敷かれる”という役どころ。記者の「尻に敷かれる感じは心地良いですか?」という質問に「そうですね。上戸彩さんに敷かれるなんてなかなかないのでうれしいですね」と答えた松本に、上戸は「やめとけやめとけぇ!」と制止した。
一方松嶋は3度目の共演となる松本について「大人になったなと思います。今のは引きだからどうのこうの、とかカメラがチェンジするときのサイズまで言ってくるんですよ。膨大な量の台詞があるのに細かいところまで見ていて、よくやるなって」と話すと、松本から「僕、昔からそうでした? 自分では分からなくて」と逆質問。松嶋は「昔も気付いていたと思うけど、口に出してはいなかったかな」と回顧しながらも、「ただ、見たまま何でも口に出すと女の子にモテないじゃないですか。出会いはあるのかなと心配してみたり……」と明かすと、松本は「大きなお世話ですよ!(笑)」とツッコんだ。